【“歩く肺炎”】気づかず人に…マイコプラズマ肺炎 患者報告数は去年の24倍・過去最多級 受診の目安は?【

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  • Опубликовано: 8 фев 2025
  • 気づかずに出歩いて人にうつしやすく、“歩く肺炎”とも呼ばれる感染症「マイコプラズマ肺炎」。患者が急増し、報告数は去年の同時期の24倍に達します。せきが長引き、どんどんひどくなるケースもあります。受診の目安や対策について、医師に聞きました。
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    そこで今回の#みんなのギモンでは、「マイコプラズマ肺炎 急増中?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。
    ●“歩く肺炎” 気づかず人に?
    ●受診の目安は? 対策はコロナの経験を
    ■乾いたせきが…症状と潜伏期間は?
    山崎誠アナウンサー
    「現場の医師は『残念ながら今年は当たり年のようだ』という表現もしています。なぜなのでしょうか?」
    「『寒川こどもとアレルギーのクリニック』の三宅隆太院長によると、マイコプラズマ肺炎とは、細菌に感染することで起きる呼吸器感染症のことです。発熱やけん怠感、頭痛などから始まり、数日して乾いたせきが出始めます」
    「特に、せきはひどいと数週間続くこともあるようです。症状が重いと肺炎も引き起こしますが、多くはかぜ程度の症状で済んでしまうため、マイコプラズマ肺炎とは気づかずに出歩けてしまいます。それで人にうつしてしまうため、“歩く肺炎”とも言われています」
    「厚生労働省によると、患者として報告されるうち、約80%は14歳以下の子どもですが、成人の患者もいるということです」
    「感染経路は飛まつ感染や接触感染で、潜伏期間が比較的長く2~3週間とされています」
    鈴江奈々アナウンサー
    「潜伏期間が長いのが特徴なのかなと思いますが、乾いたせきというのも1つサインではありますよね」
    ■過去最多の2016年とほぼ同水準に
    河出奈都美アナウンサー
    「中学生の時にかかった記憶があります。せきも、普通の風邪とは違うつらさがありましたね。せきをしきる前に次のせきが来るような、呼吸がしづらいほどつらかった記憶が強く残っています」
    山崎アナウンサー
    「ゴホゴホ、というようなレベルではないということですよね。患者の急増はどれほどなのか、1医療機関あたりの患者の報告数をグラフで見てみます。全国平均では(この30週で)増加しています。最新のデータ(7月29日~8月4日)では0.95人です」
    「数字だけ見るとあまり多く感じないかもしれませんが、1医療機関あたりほぼ1つ報告があるということですし、去年の同じ時期と比べると約24倍に増えています。報告数が過去最多だった2016年と、ほぼ同じような水準になっています」
    ■医療現場でも患者「急増」を実感
    刈川くるみキャスター
    「今年も2016年ぐらいまで急増してしまう可能性もありますし、夏休みが終わって学校が始まると、潜伏期間が長いということで、子どもたちの感染が心配な方も多いのではないでしょうか」
    山崎アナウンサー
    「夏休みが明けて交流の機会が増えますからね。神奈川・寒川町にある三宅院長のクリニックでも、7月前半はマイコプラズマと疑われる患者はほぼ0だったのに、7月後半から1日2~3人になり、『急増と言ってもいい』と話していました」
    「8月だけでも計30人ほどの患者が出ていて、19日も午前中にきょうだい2人の、マイコプラズマ感染が疑われる患者さんがいたそうです」
    ■every.スタッフの息子のケース
    山崎アナウンサー
    「19日、every.スタッフの子どもも、都内のクリニックでマイコプラズマ肺炎と診断されました。小学2年生の男の子です。スタッフである母親によると、お盆休み中の16日、旅行先で息子が『気持ち悪い』と訴え、熱を測ると38℃ありました」
    「乾いたせきが見られました。ホテルに戻って休ませましたが、せきが続きました。子どもがずっと楽しみにしていた旅行を中断し、翌日に自宅に戻りました。解熱剤を飲ませると37.5℃まで熱は下がったものの、せきがどんどんひどくなったそうです」
    「心配になり、さらに翌日である18日、朝一で休日診療に行ってインフルエンザと新型コロナウイルスの検査を受けるも、陰性でした」
    「せきを見るとマイコプラズマ肺炎も疑われるということでしたが、受診した医療機関では休日でレントゲンを撮ることができなかったため、『翌日にかかりつけ医でレントゲンを撮ってもらったほうがいい』と言われたそうです」
    「そして19日、かかりつけ医で検査とレントゲン(撮影)を行い、マイコプラズマ肺炎との診断を受けたということです。症状としてはまだ肺炎までいっておらず、その一歩手前との説明があり、抗菌薬も処方されたそうです」
    「そのクリニックでも患者は増えていて、検査キットが足りず、急きょ取り寄せて対応したそうです」
    森圭介アナウンサー
    「お盆休みで医療機関が休みのところも多かったでしょうから、かなり苦しい時間が長くなってしまったのは本当に気の毒です。今の時期、熱やせきが出ると、新型コロナウイルスかなと疑う人が多いと思います」
    「そう疑って決めつけてしまうと、マイコプラズマ肺炎の診断が一歩二歩遅れて、処方薬にたどり着くまでまた時間がかかるというのが、ちょっと怖いですよね」
    河出アナウンサー
    「熱や他の症状はおさまってくるのに、せきだけがどんどんひどくなるという症状も確かにあったなと思います。それもちょっと新型コロナに近い感覚なので、より紛らわしいかもしれないですね」
    山崎アナウンサー
    「これまでの風邪だけではなく、コロナ禍も経て新型コロナも疑われるということで、なかなかマイコプラズマ肺炎だとたどり着くまでに時間がかかる、ということもあります」
    ■風邪と区別しにくく…受診の目安は?
    山崎アナウンサー
    「対策は新型コロナの経験を生かせるということです。マイコプラズマは大人も子どももかかります。ただ症状が風邪と区別がつきづらいので、三宅院長に受診の目安を聞きました」
    「(大人も子どもも)せきが長引いている時は受診してほしいということでした。子どもの場合は、眠れないほどのせき、食べたものを吐いてしまうほどのせきというのも、受診した方がいいそうです」
    河出アナウンサー
    「(三宅院長のクリニックで受診した人に)きょうだいで症状が見られたという話がありましたが、お子さんがかかると親御さんが面倒を見なくちゃいけない、そうなると家庭内感染も心配されるということで、どういった対策が家庭内でできるのか気になりますね」
    鈴江アナウンサー
    「お子さんのせきが続いていると親御さんもきっと夜眠れないでしょうし、なかなか体力的にも家族的にもつらそうですね」
    山崎アナウンサー
    「every.スタッフの母親も『とにかく、せきがひどくてかわいそうだった。1回寝てもせきで夜中に目を覚ましてしまう』と話していました。母親も子どもの看病のため、面倒を見るため夜中に何度も起きるなどして寝不足になり、免疫も下がります」
    ■新型コロナと大きな違いがない対策
    山崎アナウンサー
    「家庭内の感染対策を三宅院長に聞きました。新型コロナ対策と大きな違いはありません。こまめな手洗いやアルコール消毒、体調が悪い時のマスクなどです。“歩く肺炎”とも言われていますが、無自覚に感染を広げることを防ぐためです」
    「暑くてエアコンをつけている時も、熱中症とのバランスは難しいと思いますが、適度な換気は必要です。家庭内感染を防ぐには、新型コロナのように隔離するのがベストですが、難しい場合は、せきが出ている間は家族全員でマスクをした方がいいということです」
    「また、症状は1週間くらいでおさまることが多いようですが、症状がおさまっても、少なくとももう1週間はマスクをして人にうつさない対策を取った方がいいとのことです」
    鈴江アナウンサー
    「今年は特に(患者数が)増えているということですが、今年流行し始めているというのは、何か特徴があるんですかね?」
    「三宅院長によると、今年増えた理由ははっきりとまだ分からないということです。因果関係は分かりませんが、新型コロナが1つの要因かもしれないということでした」
    「コロナ禍の感染対策をしていた時は(マイコプラズマ肺炎の)感染者数は少なく、コロナ禍を終えて外出する機会が増えた、猛暑もあってマスクをしない機会が増えたことも影響している可能性があるようです」
    「マイコプラズマ肺炎は軽症だと、実際にかかっているかどうか自分では分かりづらい、と医師は話します。少しでも怪しいと思ったら、せきエチケットや基本的な感染対策が大切となります」
    (2024年8月19日放送「news every.」より)
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