すみません、誰かが答えませんでしたか…通知あったそうですがもう見えません。 でも、多分「心の準備を伝える」ような意味では確かにあります 例えば "You didn't go to the store yesterday, did you?" "I did go, actually!" 「昨日ストアに行ったわけがないよね?」 「行ったよ!」
英語史の観点で言われていることは、SVOの語順をなるべくひっくり返さず、倒置をdoやdoesで肩代わりさせたのが理由だと言われています。 大昔(今から千年ほど前の古英語時代)の英語は、今の日本語のように割と語順が自由でした。これは日本語の「てにをは」にあたるようなシステムが語尾変化の中に備わっていたからです。例えば「私はコーヒーを飲みたい」も「コーヒーを私は飲みたい」も日本語では意味が通じますがそれは「を」とか「は」があるからです。古英語では名詞に主格(は・が)、対格(を)、属格(〜の)、与格(〜に)、奪格(〜から)などの語尾変化があり、この複雑な活用を利用することで多少語順が変わっても文の意味が通じる仕組みになっていました。この当時の英語は単語の活用語尾で意味がわかるようになっていました。ただ、日本語でも全く出鱈目な語順が不自然であるように(例:飲みたい私はコーヒーを)英語もある程度の基本語順はしっかりありました。 これが12〜15世紀の英語(専門的には中英語時代)に、大変化を起こします。英語の語尾がもともと弱い発音だったために語尾の発音が曖昧になり、だんだん活用語尾が消えていってしまったのです。そのため別の手段で文の意味を表さないといけなくなりました。そこで語順で意味を表すことに重点が写っていったのです。この時期にSVOの語順が厳格化されるようになります。それまでDrink you coffee?と言っていたのがDoを使ってDo you drink coffee?とすることでSVOの語順(you drink coffee)を保存するようになったのです。 doやdoesは現在でこそ「〜する」しか意味がなく、しかも疑問文や否定文のdo, doesには文法的機能がメインで、語彙としてはほとんど意味を持ちませんが、中英語時代は一般動詞と組み合わせて「〜させる」「〜させてやる」「〜することを引き起こす」という使役構文を作っていました。例えばdo him dieで「死なせる」、do them sink で「それらを沈めさせる」などです。このように使役動詞として一般動詞と一緒に使われていたdoやdoesはシェークスピアの頃にはほぼ無意味に一般動詞と共に使われるようになり(つまりHe played the piano.とHe did play the piano.が同じ意味)、役割のない「無駄な」言葉として消滅しかけていました。しかし、活用語尾の消滅に伴う語順の厳格化によってdo, doesは語順を整頓するために再び使われるようになった、と言われています。
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などなど、英語学習に関する質問大募集中です
do.doesを文頭に出すのは、命令文が存在してややこしいから!と伝えるのはおかしいですか??
何で、Do not be late.で、be動詞にも、Doが,付いて更に前に,出て来るのですか?
英語史が専門の慶應大学の堀田隆一先生に質問をして聞いてみました。
以前はbe notという言い方もあったそうなのですが、命令文の禁止でdon’t を使うことが一般的になるにつれ、それが「否定を表す記号」と化し、その結果be動詞の命令文にも「侵食」してきたのではないかということでした。
今回の深掘りコーナーは分かりやすい内容でした。
今後も説明コーナーの後に深掘りコーナーを設けていただければと思います。
じゃあ時吉先生、これはどうでしょうか?
I go = 私は行く
I do go = 私は行くことをする
I don't go = 私は行くことをしない?
すみません、誰かが答えませんでしたか…通知あったそうですがもう見えません。
でも、多分「心の準備を伝える」ような意味では確かにあります
例えば "You didn't go to the store yesterday, did you?" "I did go, actually!"
「昨日ストアに行ったわけがないよね?」 「行ったよ!」
I do go.は「私は本当に行く」「私は実際に行く」という動詞の強調の働きになります。goに加えてdoが重なることで「動詞を2回言う」のと同じ効果が生まれるからです。
先生の説明はいつも分かりやすくてとても助かっています。
しかし,今回の説明は非常にわかりづらいです。むしろ,よく分からないです。
英語だけ一般動詞の疑問文・否定文にdoが使われるのが不思議です。
現時点では明確には分からないんですよね,きっと。。。
今回の解説は,都合よく後付けした感じで腑に落ちないです。私だけなのでしょうか?
いつもは明快な解説でスッキリするのですが,今回はモヤモヤ,モヤモヤ,モヤモヤしています。
どうか,続編の説明動画を出していただけたらと思います。
英語史の観点で言われていることは、SVOの語順をなるべくひっくり返さず、倒置をdoやdoesで肩代わりさせたのが理由だと言われています。
大昔(今から千年ほど前の古英語時代)の英語は、今の日本語のように割と語順が自由でした。これは日本語の「てにをは」にあたるようなシステムが語尾変化の中に備わっていたからです。例えば「私はコーヒーを飲みたい」も「コーヒーを私は飲みたい」も日本語では意味が通じますがそれは「を」とか「は」があるからです。古英語では名詞に主格(は・が)、対格(を)、属格(〜の)、与格(〜に)、奪格(〜から)などの語尾変化があり、この複雑な活用を利用することで多少語順が変わっても文の意味が通じる仕組みになっていました。この当時の英語は単語の活用語尾で意味がわかるようになっていました。ただ、日本語でも全く出鱈目な語順が不自然であるように(例:飲みたい私はコーヒーを)英語もある程度の基本語順はしっかりありました。
これが12〜15世紀の英語(専門的には中英語時代)に、大変化を起こします。英語の語尾がもともと弱い発音だったために語尾の発音が曖昧になり、だんだん活用語尾が消えていってしまったのです。そのため別の手段で文の意味を表さないといけなくなりました。そこで語順で意味を表すことに重点が写っていったのです。この時期にSVOの語順が厳格化されるようになります。それまでDrink you coffee?と言っていたのがDoを使ってDo you drink coffee?とすることでSVOの語順(you drink coffee)を保存するようになったのです。
doやdoesは現在でこそ「〜する」しか意味がなく、しかも疑問文や否定文のdo, doesには文法的機能がメインで、語彙としてはほとんど意味を持ちませんが、中英語時代は一般動詞と組み合わせて「〜させる」「〜させてやる」「〜することを引き起こす」という使役構文を作っていました。例えばdo him dieで「死なせる」、do them sink で「それらを沈めさせる」などです。このように使役動詞として一般動詞と一緒に使われていたdoやdoesはシェークスピアの頃にはほぼ無意味に一般動詞と共に使われるようになり(つまりHe played the piano.とHe did play the piano.が同じ意味)、役割のない「無駄な」言葉として消滅しかけていました。しかし、活用語尾の消滅に伴う語順の厳格化によってdo, doesは語順を整頓するために再び使われるようになった、と言われています。
@@TokiyoshiEnglishCompany 大分スッキリしました。簡潔に答えて頂き,ありがとうございます。
次のように理解しても大丈夫でしょうか。
中英語期の初期に使役構文としてdoが使われていた時期があった。
それが,やがてほぼ意味をなさなくなり,中英語期の終わりごろには,
一般動詞と一緒に使われるようになったのが,「空のdo(=empty do)」だった。
(empty doと強調のdoが同時期に使われていたという話を何かで聞いた記憶があります)
そうなっていって,やがてdoは消滅しかけていったのだが,活用語尾が消滅していくのと相まって,
語順を明確化する(必要性?)ようになり,do が再び存在意義を持つようになって現代に至る。
大雑把な理解としては,こんな感じでも大丈夫でしょうか?
最後の疑問は,なぜ中英語期にdoが使役動詞のように使われるようになったのか? ということですが,
それ以上はきっと,まだ分からないのですよね?
長い間の疑問がかなり解けた感じで,とても興奮しています。ありがとうございました。
続編を今作っていますと書いて有りますが、未だでしょうか?
私もまだかな〜って思ってました。お忙しいとは思いますが楽しみに待ってます。
先生の新書待ってます❣️