第4回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム [映画・演劇分野]「芸術のロゴスとレンマ」中沢 新一 2017年7月1日
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- Опубликовано: 10 сен 2024
- 第4回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム
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2017年7月1日
[映画・演劇分野]
中沢 新一 (Shinichi Nakazawa)
人類学者
明治大学野生の科学研究所 所長
講演テーマ
「芸術のロゴスとレンマ」
上部旧石器時代に、人類の脳組織が現在の我々のものと同じ「ホモサピエンス」としての構造をもつにいたったとき、人類はアナロジー(喩)を組み込んだ言語と、絵画的表現能力と、音階の構造をもつ音楽をおこなう能力を獲得した。いわば、ホモサピエンスは芸術をおこなう能力とともに出現したと言える。
アナロジーは異なる意味領域の重ね合わせによってなりたつ。それ以前の人類は単語を統辞法にしたがって並べる「ロゴス的」な言語を使用していたのにたいして、アナロジー的な言語は詩的表現をおこなう能力を、ホモサピエンスにもたらした。詩的表現では単語と単語は喩によって結び合い、音の響き合いによって部分と全体が共鳴現象を起こす。このような構造をもつアナロジー言語をホモサピエンスは使用しだした。このことは、人類の言語の基底には詩的、音楽的な本質が埋め込まれていることをしめしている。「音楽的言語」をしゃべることによって、ホモサピエンスは生まれたわけである。
ヨーロッパ考古学の例がしめすように、ホモサピエンスは洞窟の中で儀礼をおこなった。広い、真っ暗な空間の中で、岩の壁面に絵を描き、合唱をおこなったことが推測されている。洞窟内部での音楽的発声は、自然倍音の現象を起こす。この倍音相互の間に、アナロジー能力をもつ知性は「同一性」を発見できるようになっている。基音のDoと一オクターブ高い倍音のDoが、「同じ音」であることを発見するのだ。すると基音から四度離れた音、五度離れた音が認識され、自然なかたちの五度音階が生まれる。ここから鳥たちのおこなう音楽と異なる、ホモサピエンスの音楽に特有の「音階」が生まれる。アナロジー構造を備えた言語の能力からは、音楽が自然なかたちで発生できる。
それと同時に、驚くべき完成度の高さをもった絵画表現が可能になっている。走るバイソンの姿などを描いた絵画には、対象を直感的かつ全体的に把握する知的能力がしめされている。直感的にとらえた対象の全体を、岩の壁面のような「平面上」に射影して、一方向から見られた動物の姿を描写できる。また逆に射影された部分的な情報から、想像力の中で全体像が再現できるようになっている。
ホモサピエンスは芸術的能力をもって出現した。その脳においては、線形的な「ロゴス」的能力と、全体的な把握をおこなう「レンマ」的能力が組み合わされた複論理(バイロジック)が作動している。この事実は近代(現代)人のおこなう芸術活動の本質をも決めている。未来における科学と芸術の関係は、この事実を抜きにして語ることはできない。
36分過ぎからが、先生の天才炸裂でサイコーに面白かったです。公開ありがとうございました!
36:00
19:00
ロゴスとレンマ
ロゴスとはものごとを集め、順序よく並べる
24:00
主語・述語・目的語
26:08
レンマ=縁起
so good interesting .
Longitude 127 Seoul Okinawa Soul Axis -- Bahai Faith Rael
Jesus Huh kyung young . Great aletheia .
数学で表すのがありがたいです😊
41:03
芸術とレンマ、特に音楽について
先生のお話しでは、音楽について、例えばブルースの起源を説明できません。
「ブルース」っていうのは「音楽の一形式」でしょ? 中沢は「音楽そのものの発生」について説明しているんだよ。それにロゴスとレンマを使ってブルースについて語れるじゃん。
???
「論外」という言葉がこれほど似合う自称学者も珍しいよね
頭の悪い人たちには理解できないんだと思うよ
学者というより、哲学芸人みたいな?
成田さんみたいなイェール大学芸人みたいな
メタ認識ができない人は自分の認識のウラを読む代わりにヒトのウラを読むの。😂