"布袋様"に似た魚? “ごっこ”は今が旬で最安値!! コラーゲンたっぷりでぷるっぷる 北海道南部のアツアツ郷土料理 (23/02/18
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- Опубликовано: 9 фев 2025
- 寒い日には温かい料理がいいですよね。
北海道の南部ではこの時期「ごっこ」と呼ばれる魚をアツアツの料理で楽しむ人が多いんですが、この魚の認知度、札幌でも上がってきているようです。
立ちのぼる湯気。アツアツのスープ。中に入っている身はコラーゲンがたっぷりで、ぷるっぷる。
北海道南部地方の郷土料理「ごっこ汁」です。
「ごっこ」は今の時期、主に北海道の南部でしかとれません。
函館市の恵山地区です。
ごっこは沖合で成長し、冬になると産卵のため、浅瀬にやってきます。
それを狙って水揚げは12月から3月の間で行われます。
斉藤 健太 記者:「いま、ごっこが水揚げされました。非常にインパクトがあるんですけど、つぶらな瞳で非常にかわいい」
七福神の布袋様に似ていることから、正式名称は「ホテイウオ」。
全体がゼラチン質で、コラーゲンがたっぷりです。
漁師 泉 義峰さん:「(食べる人は)女性の方が多いかもしれませんね。コラーゲンとかで美容に良い」
「ごっこ」の出荷先は主に北海道南部地方ですが、最近は札幌のスーパーでも見かけるようになりました。
新崎 真倫 記者:「あ、ありました!ごっこ!1匹丸ごと!オスは300円台から。メスも1000円前後で手に取りやすい値段で売られています」
買い物客:「小さい時、おばあちゃんが作ってくれて食べた、ごっこ(料理)。なんか懐かしいよね」
買い物客:「(ごっこ)見ますね。数は少ないけど、(店頭で)並んでいるところは結構ありますよね」
海産物の種類が豊富な札幌市北区の「北海市場屯田店」では、メスが1匹700円台、オスが300円台から売られていました。
北海市場 斉藤 亮彦さん:「ちょうど安くて一番おいしく食べられる時期。以前は漁師が食べていたイメージだったが、最近はスーパーなど販売する店も増えてきたので普通の客も買うようになりました」
ごっこの漁が始まったばかりの1月に比べると半額ほどに値が下がり、今が最安値。
この店では旬の今を逃さないようにと、食べ方などを紹介しています。
北海市場 斉藤 亮彦さん:「以前は好きな人だけが買う印象でしたが、一回試に買ってみようかなという人も増えています」
ごっこを家庭で料理するにはどのようにしたらいいのでしょうか。
ごっこ料理を提供している北海道函館市内の飲食店で調理法を教えてもらいました。
まず、ごっこから卵を取り出したあと、30秒ほど熱湯に浸し、ぬるま湯でぬめりをとります。
ぬめりを取ったら、お腹の吸盤に沿って丸く包丁を入れ、内臓を取り出します。
あとはお好みの大きさに身を切り分けていくだけ。
初めての人は調理ばさみを使うとスムーズにさばけるといいます。
恵山ラーメンちさ 泉 正さん:「(Q:家庭でも簡単にできる?)そうですね。普通の魚と比べて簡単かもしれません」
ごっこの卵と切り分けた身に一緒に入れるのは、ネギ、豆腐、大根、それにおろし生姜。
味付けのベースは、しょうゆと料理酒だけでいいそうです。
恵山ラーメンちさ 泉 正さん:「ごっこから出る甘みと卵から出るコク。余計なものを入れるとそのおいしさがなくなります」
「ごっこ汁」の完成です。
斉藤 健太 記者:「魚じゃないみたいですね。すごくぷるぷるで、卵も濃厚でクリーミーでおいしいです。
恵山ラーメンちさ 泉 正さん:「物価が高いからね。ごっこは庶民的な値段。みんなで家族で食べられますから。野菜もたくさん入れると体にも良いし。(ごっこは)すごく良い食材だと思います」
シーズンは3月まで。今が旬の「ごっこ」を一度味わってみてはいかがでしょうか。
本日、鍋にして日本酒で頂きます🍲🍶