1984/鏡音レン
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- Опубликовано: 4 фев 2025
- 「自由とは」
音楽/道端の石 / michi_bata
絵/アルセチカ / aruseee
アルセチカさん主催企画「numbeeer」参加楽曲です。
off vocal → piapro.jp/t/Ze0Q
―――歌詞―――
嘗て此処に在った
自分と云う概念が
仄暗い視界の端で
形象を失くしたようだ
亡骸に埋め込まれた
螺子巻きの心音が
何時からか響いていた
知らない音で啼いた
醒めないでメランコリア
眩いて呻いて繋いだ呼吸の儘
欠落に気付いていた
足りない世界を誤魔化して仕舞うような
確証の無い今日と
曖昧な真実と
擬態の愛、僕は如何したい?
此の痛みは全部、本物じゃないか!
書き記した空想
其れは心の臓が打つ証明
屹度、誰が誰かも解らない儘に
朽ちて征く日々が怖いのだ
いつか希望も思想も
聲も言葉も失われて
盲従、形象だけ赦された存在
不自由の意味を知らないのだ
造花、ミソロジーの住処
鈍く響く憎悪と
狂った律、烏合の衆
基調を欠いた言語論
虚構のエスノセントリズム
踊る阿呆に賛美を
凋む有象無象の在り処
過去は軈て挿げ替わるだろう
等間隔の心象
機械的に動くような
喜怒哀楽、今は如何だ?
其れすらも知らなかった
逍遥遊、宙を舞った
花弁が奇麗だった
其の感情を書き残す
言葉すらも憶えてないや
錆びて堕ちた幻想
君の温度が今の証明
喝采、厭に響く此の愛憎に
僕達の思考は居ないのだ
暗中、潜んだ燐光
思い出した痛みは滑稽
凝乎(じっ)と見つめる程に歪みは増して
間違いを暈して仕舞うのだ
二律背反の解を選んで
棄てた項目が在った
証明の仕様が無い
此の追憶は余さずに出鱈目だ
黴た洋墨で綴った思想は
身体中に纏わって
毎分毎秒、反芻を
落涙の意味を失くさないように
霞む世界に存在証明の
言葉をくれないか
手を伸ばした空中
届かない儘、堕ちて終焉
肯定だけを謳う八釜しの街宣が
意味を殺して仕舞うのだ
始まりと終わりの反転
痛む心臓はただ滑稽
僕が生きた事だけが此処に在って
いつかは其れすらも消えるのだ
君の魅せた憧憬が
美しいと思えたような
彼の日の総てが本物だったかなんて
今更、思い出せないのだ
偽物みたいに笑って
心なんて何処にも無くて
台本通りに生きる此の命が
最高だろう!
最高だろう!
心音は酷く濁った儘
ひとつ、ひとつ、失われた
感情を思い出すように
古びた言葉を綴るのだ
軈て其処に在った
自分と云う概念も
曖昧に霞んで仕舞った
心臓だけが残った
此の場所に僕が在った
証明を書き記した
失われた言葉だった
知らない言葉だった
#VOCALOID #鏡音レン #numbeeer
道端の石さんの曲の歌詞って「~のだ」とか「~わ」みたいな文末が多いなって思ってたんだけど、その文末がつくことで誰かに訴えかけてるような歌詞になってるのが良いなって思った。
この曲の場合、「~のだ」の文末があることによって、より感情がこもってるように感じてめちゃくちゃ良い。
明るく華やかで元気のよい、ダイナミックな歌です。
Literally 1984
0:15で音が重なった瞬間、ぶわってきた……初めから終わりまで音が気持ちいい
ラスサビ終わりメロディー変わるの特に好きだな
literally 1984
1:30 「花弁が奇麗だった 其の感情を書き残す 言葉すらも憶えてないや」
このフレーズがあんまりにも儚くて、やるせなくて、大好きな言葉になりました。
道端の石さんが調声するレン、切ない心情を隠して健気に笑っているのに、瞬きの瞬間にいなくなってしまうような不安定で芯のある声をしていて素敵です。
新しい感動をありがとうございます。これからも応援しています。
拝啓、レプリカの時もいつもと雰囲気違うって感じたの、群衆の刺し具合だ…
新曲お疲れ様です!
歌詞の語感がとても好き
スっと入ってくるこの方の作り出す音とても好きです。
独白というか物語を読んでいるようで不思議な感覚にもなります。
やっぱりいつもいつも綺麗だなぁ
新曲ありがとうございます
消えてしまいそうなのにとても綺麗で素敵でした…!!
イラストもとても合っていて素敵でした(*´꒳`*)
ほんとに好き
レンも良いな…!
this is so GOOD
1984読みました。
こうしてみると逍遥遊って「2+2=4と思考する自由」とも「2+2=5をも受け入れる精神」とも受け止められるの趣深いですね。イースタシアの辞書で真っ先に添削されてそう
歌詞が本物みたいに二重思考してて感嘆しました。
自身の追憶を出鱈目と信じながらその中で綴っていた思想を反芻したり、最高になって治療が完了したかと思ったら感情を思い出そうとしてたり。
途中で感情を表す言葉を忘れたかと思えば古びた言葉で感情を綴ろうとしてたり、自分がいた証明を書き記したと思えばそこに使った言葉を忘れていたりっていうのも二重思考の成果なんですかね。
二重思考は基本党に迎合する理解をするけど「僕」は逆に党に迎合しながら二重思考で古い感情を隠してたんでしょうか。
「僕」は最期の時まで感情を隠し通せたのか気になります。
原作読んでなお歌詞に個性が出てて心に刺さります。新曲ありがとうございます。
Oh my god, it is 1984...
Anyway the music is awesome!
This is not a 2036 moment.
literally 1984