【コスプレ】SKBな服について考える【逆】
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- Опубликовано: 10 фев 2025
- 本日の講義は SKB大学 SKBデザイン学部 服飾学科 講義「着衣の大切さ」です。
SKBのデザイン「服飾」について考えていますが、そもそもなぜ人はその見た目をSKBと思うのか」について考えていきます。
◯現実世界やSKB漫画でよく感じる「美人すぎて抜けない」「ちょっと不細工な方が良い」というこの世界の神秘の本質
◯白黒のSKB漫画だと良いのに、それを忠実に実写化したり、色をつけると何故か抜けなくなる問題
◯SKBゲームにおいて、可哀想系の抜きゲーパッケージに共通する特有の「ダークな艶かしさ」がある理由
これらの問題に対して、1つの私なりの学説を提唱させていただきます。
あくまでも「大衆・一般化した話」であり、逆張りSKBの「俺はエッと思うけどな」というのは少しおいておいてください。あなたのその慧眼は別の分野で遺憾無く発揮されます。
また、生配信で話したとある学生からのレポート「女性だが、女性向け○○はソフトすぎて抜けない」という話に通ずるところがありますので、気になる方はそちらの方もご覧ください。
皆さんは、昔あったグラビア写真集、「妄撮」というのをご存知でしょうか?
私が中学高校生の頃、捻じ曲がったコンセプトの割にとてつもなく流行った写真集です。
そもそも当時は、今から考えると「グラビアアイドル黄金期」と呼ぶに相応しい淫力と魅力のある方が沢山いらっしゃいました。僕は昔も今もグラビアの写真集というのも好きで見ますが、今を悪く言うわけではなく、あの時代は強すぎました。バラエティに引っ張りだこで、テレビにも「グラビアアイドル」というの職業のポジションがあり、愛嬌と派手さとSKBさを兼ね備えて番組を盛り上げていました。なので今よりもグラビア写真集は人気だったと思うし、色んな演出を競っていたように思います。ネットでも「水玉コラ」が流行り、そもそも高いレベルのグラビアアイドルさん達をよりSKBに魅せる、SKBに観るという流れがあったと思います。
そんな中出た写真集「妄撮」は、
・まずグラビアアイドルの方が日常の色んなシーン(オフィス、家、街中など)において、普通に服を着ている写真がある
・ページを捲ると部分的にページが破られていて、その破られた部分は服も破けて下着が写っている
というものでした。
この演出がウケにウケて、当時大ヒットをした記憶があります。服を着ている普通の写真(画像)→服を脱いでSKBになっている写真(画像)の構図は今でもSKB漫画などで人気ですが、それとは少し違う魅力がありました。チラリズムの一種でもありますが、それだけでは語れないSKBさがありました。
そしてさらに、この「◯撮」シリーズはいくつかあって、確か記憶では「破れる」ではなく、ページをめくると「不思議な力で透けて見える」というのもあったと思います。これもやっていることは一緒なのですが…違う。どういうわけか、「破っている」演出の方がSKBなのです。
ここに、SKBデザインの絶妙さがあると思います。
グラビアというのは全裸にならないし、「グラビアアイドル」すなわちアイドルを使うため「可愛さ」「上品さ」がベースにあるSKBです。
これを「破る」というバイオレンスが伴う演出が「下品さ」「野生」を演出し、至高至高になると思います。別に自分が破ったわけでもないのですが、服を着ているグラビアアイドルさんの日常風景を汚している感覚、これがド変態の発想ですがとてもSKBでした。
上品なものに上品なものを掛け合わせたらそれは良いものが出来るかもしれないが、それは眩しすぎる。我々がSKBに求めているのは、一流品の高級な飯ではなく、もっと身近に寄り添ってソウルフードとして食べられるジャンクフードです。
SKBは上流階級のものではなく、みんなに平等にあるものであってほしい。
企画 :学長岩永
学生 :山田ボールペン
撮影 :タケシゲ
編集 :ささき兎
サムネ:河村機械