インターネットを構成する「ネットワーク業界マップ」について話してみました。

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  • Опубликовано: 28 дек 2024

Комментарии • 19

  • @hrwoodsops1
    @hrwoodsops1 3 года назад +3

    すげえ知識量だ...
    ISP周りの知識って実務でもあまり触れる機会無いので非常に参考になりました。

  • @wamewamewame
    @wamewamewame 4 года назад

    某資格では学べないインターネットの裏側が大変明確になりました!ありがとうございます!
    自分がインフラの中のどの立ち位置で仕事しているのか明確になり、仕事に対するモチベーションが上がりました!
    拝見してもっと知りたいなと思ったのは、ISPの具体的な業務内容、ユーザーとISPとの関係性が気になりました。
    特にユーザーとの接点の部分で
    ・グローバルIPの払い出しはどのようにやっているのか?(PPPoEなどを使っているがどのように、JPNICから払い出されたグローバルIPアドレスを管理して、NAPTなどをして、ユーザーをインターネットに繋いでいるのか)
    ・JPNICからのグローバルIPやASを取得するには何か要件は必要なのか?
    ・なぜユーザーはISPにお金を払わないとインターネットに接続することができないのか?
    (以前何かの動画か書籍で見ましたが、グローバルIPアドレスだったり施設の管理料?として月額の料金がかかる?)
    という点をお聞きできればと思いました。
    会社から某資格を取りなさい!と言われますが、正直その内容が社会でどのように生かされてどう繋がっているのかイメージが出来ず、モチベーションに繋がっていませんでした。こういったインターネットを取り巻く前提知識を知れると学ぶ意欲に繋がります!
    いつも分かりやすく解説していただき、ありがとうございます!
    毎回質問ばかりで申し訳ございません。以前教えていただいたJPNICのサイトなどを参考にしてインターネットの歴史、仕組みも学習中です。今後も末永く拝見させていただきます。よろしくお願い致します。

    • @showint
      @showint  3 года назад +3

      いつもご質問いただいていてありがとうございます!この動画を見て同じことを疑問に思う方もたくさんいらっしゃると思うので、コメント欄を通してみなさまの知見や議論をさらに広げることができるので大変うれしく思います!ぜひ引き続き気になったことがあればお気兼ねなくコメントいただけると嬉しいです!

    • @showint
      @showint  3 года назад +4

      > ・グローバルIPの払い出しはどのようにやっているのか?
      ISP内部でのグローバルIPのアサインルールについてのご質問ですかね?ISPが申請するとJPNICからは例えば/16や/17の単位でグローバルIPが割り当てされます。それをもとに各ISPのなかで、どのセグメントにどれぐらいIPを割り当てるべきかを議論を通して、エクセルやspeadsheetを使ってアドレスアサイン表を作っていることが多いですね。たとえばユーザ払い出し用はこの/22のセグメント, ネットワーク装置の管理用には/24のセグメント、MVNOには/20のセグメント, といったように用途ごとにセグメントを分けた上で、個別にアサインしていくイメージです。ご質問いただいた内容のお答えになっていたら幸いです

    • @showint
      @showint  3 года назад +2

      > ・JPNICからのグローバルIPやASを取得するには何か要件は必要なのか?
      

AS番号の申請にはいくつかルールがありますが、マルチホーム(上位トランジットが複数社いること)の状態であるネットワークであれば誰でも申請できます。個人でもAS取得されるケースもあります。年会費も数万円程度だったように記憶してます。
www.nic.ad.jp/ja/ip/as-ref.html


      IPアドレスの申請も審議次第ではありますが、基本的には書類申請だけで払い出すことができるようです。ただし2020年現在ではIPv4アドレス枯渇の問題で、審査のハードルが上がっているようです。昔は個人でグローバルIP持ってる方もいらっしゃったようですね。
      
www.nic.ad.jp/ja/ip/ipguide.html

    • @showint
      @showint  3 года назад +4

      > ・なぜユーザーはISPにお金を払わないとインターネットに接続することができないのか?


      面白い質問ありがとうございます。これはISPにお金を払っている多くのみなさんが感じている疑問かなと想像しています。

      ISPにかかる費用の大部分はネットワーク装置の費用と回線費用かと思います。

      ネットワーク装置は一台だけでも数千万円〜数億円する機器が数十〜数百台あったりしますし、回線であっても一本あたり月額100万円以上するような長距離回線が数百〜数千本単位が存在し、それらを組み合わせてISPのネットワークインフラを構成しています。
      あとはデータセンターでラック利用にかかる費用が一つあたり月額で数十〜数百万円かかるものが数百-数千ラックを利用したりもします。
それに比べるとグローバルIPなどの資産管理系の費用は微々たるものです。
      

ご質問いただいた「もしISPのネットワークインフラを使わないとどうなるか」ですが、NTT東西さんのようなアクセスネットワークだけしか使わない状態ですと、皆様のおうちから東京/大阪までしか物理的につながりません。この状態だとみなさんが見たいコンテンツ事業者のネットワークまで届かない状態になるので、結果的に「インターネットが見れない」状態になってしまいます。イメージ的には「アクセスネットワークはみなさんのおうちから東京/大阪までをつなぎ」、「ISPは東京/大阪からインターネットを介して目的のWebサイトまでつなぐ」という役割なので、ISPのネットワークが無いと目的のWebサーバーまで物理的に通信が届かない状態に陥ります。

      そしてISPの会員が数百万人いるようなユーザーの通信(1秒間で数百ギガ~数テラビットのデータ量)を安定してインターネット上に届けようと思うと、前述したような高価な機器や回線を組み合わせてISPのネットワークインフラを作る必要があるという背景があります。
      イメージしていただけたでしょうか?

    • @showint
      @showint  3 года назад +3

      > 会社から某資格を取りなさい!と言われますが、正直その内容が社会でどのように生かされてどう繋がっているのかイメージが出来ず、モチベーションに繋がっていませんでした。こういったインターネットを取り巻く前提知識を知れると学ぶ意欲に繋がります!
      これはありがたいコメントです!ネットワークエンジニアの方だったとしても、一つの会社のことだけしか知らないとインターネットの全体像を掴むことは実はかなり難しかったりするので、なかなかモチベーションを維持するのって難しいですよね。あまり知っている人が少ないインターネットの全体像を伝えすることで「インターネットやネットワーク業界の面白さに気づいてもらうこと」がこのRUclipsチャンネルの目的の一つでもあったので、こうあった感想を持っていただけるととてもうれしく思います!

  • @MH-io1kc
    @MH-io1kc Год назад

    大変勉強になりました。
    ここで、CDN事業者について質問があります。
    前提としてインターネットを構成する事業者は自社である程度の規模のネットワークインフラを持っている(≒AS番号がある)とありましたが、つまりCDN事業者も各拠点のどこかのデータセンターにネットワークインフラを配置して、サービス展開していることになる、と。
    そうなると例えばクラウド事業者であるAWSも全世界に拠点を持ちCDNサービスを提供していることを考えると、CDN事業者と言って良いでしょうか?
    また、自社データセンターなのかデータセンター事業者の設備を間借りしているのかはCDN事業者による、という認識で合っていますか?

    • @showint
      @showint  Год назад +1

      ご質問ありがとうございます。
      実際AWSやGoogle Cloudも、クラウドサービスの一部としてCDNの機能もあります(CDNでCloudFrontなどは有名ですが、AWSのいち機能として提供されてます)。なので、CDNサービスだけを提供している会社 = CDN事業者、CDNを含めた様々なクラウドサービスを提供している会社 = クラウド事業者、という感じかなと思います。
      最後の質問は、ほぼすべてのCDN事業者は、自社DCは保有しておらず、DC事業者の設備を間借りしていると思います。これは、CDNのミッションとして、とにかくたくさんの数の拠点を持ったほうが分散化できる利点があるので、1つの巨大なDCを保有するよりも、たくさんのDC事業者を間借りして複数DCからデータを配信することにメリットがあるという戦略から来ています。このあたりもCDN事業者とクラウド事業者が大きく異なるポイントですね。

  • @Whitearrow785
    @Whitearrow785 2 года назад

    アクセスネットワーク事業者から物理回線の建設工事を請け負う「通信建設」となると、さすがに「ネットワーク業界」という枠組みから外れるのでしょうか?

    • @showint
      @showint  2 года назад +1

      時間の都合ですべての事業形態を含められませんでしたが、データセンター関連の物理作業を行う会社やケーブル関連の機材を作ってる会社さんもネットワーク業界の一部だと思ってます。

  • @ポテトヘッド-j9y
    @ポテトヘッド-j9y 3 года назад

    初見です。当方、大手通信会社に勤務しているのでアクセスラインはそれなりに詳しいのですが、ISP周りは知識が疎く、非常に勉強になりました!動画内で気になった点を後学のために教えて下さい。。。
    ・エンドユーザーが上位層のISPサービスを利用するメリットってあるのでしょうか?例えば、OCNやぷららなど多くのISPがIPoEを提供してますが、OCNは月額コストも高く上位層ISPはネットワーク品質等にも他と比べて差分があるのかなと思ってますが、、いかがでしょう?
    あと、以外補足ですが回線事業者で言うと外資系通信キャリアも自社で光ファイバー網を保有してたりします。有名なのは英系のColtテクノロジーサービスで外資系金融を繋ぐメトロネットワークが強いそうですね。

    • @showint
      @showint  3 года назад

      ご視聴いただいてありがとうございます!
      > ・エンドユーザーが上位層のISPサービスを利用するメリットってあるのでしょうか?例えば、OCNやぷららなど多くのISPがIPoEを提供してますが、OCNは月額コストも高く上位層ISPはネットワーク品質等にも他と比べて差分があるのかなと思ってますが、、いかがでしょう?
      グローバルでみたときに日本の大手ISP(OCN含め)はTier2に属するのですが、一般論としてはTier3に比べるとルータを通る数がTier2のほうが少なくなるので、数ミリ秒〜数十ミリ秒単位では異なるのですが、ユーザーが体感として感じるほどの差はないかもしれません。
      (Tier2の大手各社ISPのなかでも、海外へ通信に対して強い・弱いがあったり、ピアリングに積極的な会社・消極的な会社があったりするので、必ずしもTier2だからといって通信品質が常に良いというわけでもなかったりします。)
      ただし現状の日本のネットワークのボトルネックは、アクセス網のネットワーク終端装置が混雑している部分に原因があるので、実はISPうんぬんよりもアクセス網がどうなっているかのほうが速度の観点では重要だったりします。
      そこで各社が提供しているIPoEのサービスを利用することで、ネットワーク終端装置を通らない構成にできるので、IPoEを使うか否かでは体感でわかるレベルの速度差があると思われます。
      (自宅ネットワークの速度改善については。こちらの動画が参考になるかもしれません ruclips.net/video/8ertJdXKaE8/видео.html)
      > あと、以外補足ですが回線事業者で言うと外資系通信キャリアも自社で光ファイバー網を保有してたりします。有名なのは英系のColtテクノロジーサービスで外資系金融を繋ぐメトロネットワークが強いそうですね。
      そうですね、Colt は旧KVH社が保有していたアクセス回線を今持ってたりしますね。他にもTATA, PCCW, PACNETあたりは日本国内でもアクセス回線を持ってたんじゃなかったかなという記憶があります。

    • @showint
      @showint  2 года назад

      @@tempo3901 OCN は 国内のネットワークなのでTier 2です! NTT コミュニケーションズが持っている Tier1は、旧Verioが持っていたアメリカ中心のネットワークで、今はNTT.netとかGIN とか呼ばれたりしてます。

    • @showint
      @showint  2 года назад

      @@tempo3901 OCN(AS4713) は国内のネットワークなのでTier2の扱いですね。 NTT comさんが持ってるTier1 は NTT.netとかGIN(Global IP Network)と呼ばれる別のAS番号のもの(AS2914)で 、もともとVerioというアメリカの会社が持っていたネットワークをNTTcomさんが買収した形になります。いまでもOCNとGINは別のネットワークの扱いになってますね。