【朗読】「山月記」中島敦

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 7 окт 2024
  • 中島敦の山月記を朗読してみました。
    作中で李徴が詠んでいた詩の現代語訳を載せておきます。
    「ふとしたことから心を病んで狂気の結果、人とは違う生き物(獣・虎)となってしまった。
    災難が内からも外からも重なって、この運命から逃れることができない。
    虎の身となった今日では、誰が敢えて敵対することができようか、誰も敵対できない。
    以前進士に登第したあの頃は、私も君もともに秀才として誉められたものだったのに。
    ところが今、自分は獣となって草むらに隠れ、
    君は出世して軺車(しょうしゃ)に乗って、すばらしい権勢である。
    この夕べ、谷川や山を照らす名月に向き合い、
    私は長く詩を吟ずることなく、悲しみのあまり短く吠え叫ぶばかりである。」
    ◆文学・芸術朗読プレイリスト
    • 【朗読】文学・芸術
    ◆Twitter
    / yomi_katari
    #中島敦 #山月記 #朗読

Комментарии •