第10回「IUJむすびばカレッジ」「開発途上国への援助は必要なのか」

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 7 ноя 2024
  • 【タイトル】第10回「IUJむすびばカレッジ」「開発途上国への援助は必要なのか」
    【スピーカー】国際大学 加藤宏 副学長(国際関係学研究科教授)
    【イベント概要】 2023年1月より新たに開始した「IUJむすびばカレッジ」は、国際大学(IUJ)の教員や学生が自身の研究・教育分野の視点から地域のみなさまの生活に身近なトピックを取り上げてお話をします。対話を通じて市民のみなさまに国際大学についてさらに知っていただくための交流の場を創出することを企図しています。毎月第3土曜日(8月・12月を除く)に南魚沼市事業創発拠点MUSUBI-BA(JR六日町駅東口1階)にて開催しています。南魚沼市との共催です。 【開催日】 2023年11月18日土曜日
    【開催場所】
    南魚沼市事業創発拠点MUSUBI-BA(JR上越線六日町駅1階) 【講演概要】
    記念すべき第10回目の講演は加藤宏副学長(国際関係学研究科教授)が登壇しました。政府開発援助に関し長年独立行政法人国際協力機構(JICA)に従事されてきた加藤先生の見解を分かりやすく説明しました。
    年間総額2兆円を超える大金が他国の為に使われているという事に疑問を抱く方も多いかもしれません。しかし実際には、資金贈与だけではなく借款(貸付、返済あり)も多く、途上国の経済インフラを作ることでその国の国力が上がり援助金返済につながるシステムがあることが分かりました。また政府開発援助(ODA)を続ける理由のひとつに、援助供与国である日本がめぐりめぐって利益を受けるためという「共通利益」「自己利益」について様々な実例を交えて解説しました。
    Q&Aセッションでは多くの質問が飛び交い、地元の高校生より、「日本が今後ODAとしてどのような援助をするべきなのか、新しい方法を取り入れるべきなのか」という質問がありました。国の発展に一番大切なのはインフラと人材の育成であること、そして日本の国状に見合った援助をすることが大切である、と加藤先生がJICAで培われた経験からお話されました。国際大学はJICA派遣によるアジアやアフリカ人の学生が非常に多い大学です。国際大学での学びを通じ、国を引っ張っていくようなリーダーの育成、人材育成に力を入れていきたいと述べ講義を締めくくりました。
    ※次回は2024年1月13日土曜日 スピーカーは橘川武郎学長です!

Комментарии •