[追悼・無料放送Part2]西部邁氏:西部邁流、保守主義のすすめ
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- Опубликовано: 15 сен 2024
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マル激トーク・オン・ディマンド 第307回(2007年2月16日)
西部邁流、保守主義のすすめ
ゲスト:西部邁氏(評論家・秀明大学学頭)
司会:神保哲生 宮台真司
保守論壇を代表する評論家、西部邁氏をゲストに向かえ、小泉構造改革の評価から核保有論にいたるまで、西部流「保守主義者の本懐」を聞いた。
西部氏は、戦後日本のアメリカ的な制度の導入を厳しく批判する。日本のアメリカ化は小泉政権の構造改革によって完成し、現在では自称保守主義者たちが、そのアメリカ的制度を擁護する立場を取る異常な事態が発生しているという。本来保守が最も警戒する急進主義的構造改革を保守主義者が擁護するという今日の日本の捻じれた現状を、西部氏は表がいつのまにか裏になっている「メビウスの輪」に例える。
では西部氏の考える保守のあるべき姿とはどのようなものなのか。そもそもヨーロッパにおける保守主義とは、フランス革命が掲げた自由、平等、博愛の精神に対し、人間の浅知恵で先人たちが永々と築いてきた歴史や共同体を軽視するべきではないとするエドマンド・バークに代表されるイギリス型保守思想に端を発している。さらにヨーロッパには、古代ギリシア時代から、一筋縄ではいかない世の中の矛盾に苦悩しながら、理想と現実のバランスをとるための英知を蓄積してきた保守主義の歴史的系譜が存在するという。
これに対し、アメリカではそもそも国の成り立ちが、ヨーロッパでは急進主義と位置づけられるような個人の自由や科学の合理性を重視することからスタートしているため、そのアメリカ的価値を守ろうとするアメリカの保守主義は、ヨーロッパのそれとは正反対の立場となる。また日本における保守は、能や歌舞伎、あるいは日の丸・君が代といったサブスタンス(実態)やそれに対する情念、情緒を重視する傾向にあり、それは保守というよりもむしろ右翼思想と呼ばれるべきものであると西部氏は説く。
では、日本における保守の本懐とは何なのか。西部氏は、真の保守主義者は金や商品といった「富」ではなく、人々の絆や帰属する場所、環境といった「財」を、不信による依存ではなく、信頼による自立自尊を重視するという立場を取ると説く。また、保守だからといって必ずしも現状維持を主張するものではないとも言う。ただし、変革を受け入れるにしても、過去から時間を経て蓄積されてきた「良きもの」を捨てる急進的な革命ではなく、良きものを残しながらの漸進的な変化を求める立場を取る。そうした前提の上に立つと、まず日本は「美しい国」などと言い出す前に、今日の日本がいかに「醜い国」になっているかを認識するところから始めなければならないと西部氏は言う。
冷戦の終結により、55年体制下で権勢を誇った革新左翼が弱体化した日本では、1億総保守化が指摘されるようになって久しい。しかし、現実には保守に対する誤謬が横行する今日、西部氏の保守論に新鮮さを覚える向きも多いのではないだろうか。日本の針路を考える上で貴重な視座を提供する保守主義の真髄とは何かを、西部氏に聞いた。
【ゲスト・プロフィール】
西部 邁(にしべ すすむ)
評論家・秀明大学学頭
1939年北海道生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。71年横浜国立大学助教授、東京大学助教授、同大学教授を経て評論家となる。99年より現職。『北の発言』誌編集長、『発言者』誌顧問を併任。著書に『経済倫理学序説』、『生まじめな戯れ』、『無念の戦後史』
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
西部先生のお話しは心地良く
耳に届きます。ユーモアと深い愛情、相手を尊重する余裕は大人。言葉遣いが温かい。
天国から日本を見ていて下さい。
西部邁さんを初めて拝見したのは「朝まで生テレビ」の最初の頃で、バラエティ番組などに出るコメンテーター達と雲泥の差というか新鮮さを感じ、もっとお話を聞きたいのに途中で司会者を始めお話を遮る人が多いのがとても残念だったのを記憶してます。
なので、ここpart1.2で思う存分話されてるのを聞けてよかったです。
バブル以前から、今現在の日本にも通じる危機を警告されてた洞察力は本物の知識人と言える稀有な方ですね。
奥様を失くされたとき「彼女は僕の故郷そのものなので故郷を喪失したのと同じだ」とおっしゃってて、経済学の本は読んだことありませんが、「サンチョ・キホーテの旅」とか、妻や友人の事を書かれた本など読み、とても情緒豊かな方だと思いました。
MXで放送されてた「西部邁ゼミナール」は数少ない楽しみなテレビ番組でした。
あの番組で自死が知らされ、ずっと見ていたかったのにと悲しく残念でした。
でも、NHKの「事件の涙」という番組で娘さんのお話を聴き、高潔な生き方で自己完結されたので満足されてるのではないかと思えました。
とても尊敬でき忘れられない方です。
西部先生はとてつもないインテリで話が楽しく内容が濃い
しかし難しくなく、とても難しい事を教えて頂ける。
芯のある思想を、至極ありふれた世間話のように語ることができる稀有な方ですね
西部先生が亡くなってから、凡人レベルの言論人が賢者の顔して湧き出て来たよね。言論界の重鎮だった事が良く分かる現象。
西部を指標として学んできた者は多いだろうが、西部は指標を持たずに天上天下唯我独尊でやってきた事が素晴らしい。
だから、誰にも媚びず、論は憎んでも人格までは憎まず、誰に対してもフラットに接する。ユーモアの本質が自虐だという事も分かっている。
左右保守、どの界隈からも尊敬され、愛されていた言論人なんぞ西部以外に居ないし、今後も出てこないだろう。
最後の自裁も含め、筋の通った生き様でした。
本当に頭の良い人でした。ユーモアもあった。
の
当たり前のことを理路整然と述べるのが,西部先生の良い所だと思う。
それだけでは物足りないという批判もあるだろうが,当たり前のことを述べることには意義がある。もちろん,さらに深い話が聞きたくなるのは仕方がない。
西部邁さんの思想 経歴 何も知らなかったのですが、何故か好きで時々観ていました。私には難解でしたが、言葉、話し振り 魅了する方でした。最後が残念でした。何故かと考えましたが、惨めな姿見せたくなかったのかと思いました。川端康成さんと同じ様な心境だったのかと、凡人が思いました。
西部さんのはにかんだ笑顔は本当に魅力的だったのに…。
西部先生は言論界には珍しく、セクシーであった。
それな!ビンゴ‼️
西邊さんの中味のある深いお話でした。
こういうレベルの深い話をこれほど分かりやすくできる人は西邊さん以外にいるのだろうか。
あと10年活躍してほしかった。
これほどの人が自死するなんて日本は絶望的なんだろうね
宮台さんもよくついていったよ。もっと深めて後継者の1人にになってほしいよ。
もう1人の記者の人は、浅はかな人で、まさに西邊さんを誤解している典型的なサンプル人間だったね。
面白い!30:20らへん
宮台氏「西部さんは若い人に誤解されやすいと思うんです」
たしかに!と思いながら
西田亮介氏「宮台先生は若い人に誤解されやすいと思うんです」
と「たぶん」言うだろうと
誤解したい奴は居なくならない
そんなもんを気にかけている時間など人生の短い時間にはない
西部氏のお話を聞く機会はもうなくなってしまったが
ここにある
私は左翼と言われる人間だが(私はそんなことはどうでもよいと思うのだが)
西部氏の言葉には「魂がある」という解釈自体ができない人とは
同じ?左翼であっても対話すること自体が困難であり、ほぼ意味がない
人とは価値観であり歴史観である
システム主義者は目の前から消えてほしいのだが、どうやらそれは多勢に無勢らしい
改めて聞いた。核、核兵器については、まだ?だが、自己肯定感高い自分も、再チャレンジの話しは
深くこたえた。何故、西部さんは
自死されたのか?
私とは考え方が違う部分も少なくないが、大いに頷いてしまし、何より話しが面白い。
特に「核保有」の話しは、国として日本人としてそこ迄の覚悟を持ち、国際社会を説得出来るなら素晴らしいの一言。ただ残念ながら現実は惨憺たる状況…。
兎に角御冥福を祈るばかり。
惨憺たる状況を作っているのは、安倍自民党であり、それに追従する似非右翼の連中であり、日本のB層大衆である。核武装うんぬんに、安倍のグローバル経済政策と移民政策で日本は無くなる。保守だとか極右だのと言われる安倍自民党は革新左翼です。
女性は子供を産む機械という言葉に対する見解で、
例えば自分だったら~「家庭では妻や子供にひれ伏すように生きていて~」
という釈明をすると言っていて。言い訳まで森喜朗で笑った。
ここ数年の話だけど、こういう発言にすっかり、時代を感じるようになった。
今は、videonewsのスタジオは禁煙になっちゃたかな?
西部さんは中川さんの応援と言われた時に、なぜ嫌な顔して否定したのか、、、
こんな人でもどうどうと言えないとは、失望しました。
西部先生ってチャーミングだわー。
西部さん自殺か。俺たち愛想をつかされちゃったんだな。ごめんなさいだね。いまは喧嘩があるように見えてもそんなものはなんにもない。知識なんかどうでもい。感情がすべてなのにそれにはどうしたらいいかわかんない。強烈な一発ありがとうございます!目を覚ませですね。
自殺ではなく自裁死です。
「核兵器ハンターイ」と叫ぶだけの人が如何に平和という事の本質を見ようとしない、卑小な人かがよくわかる。
中川昭一氏の名が出た時の慌て様が尋常ではないな。やはり何か感じるものがあったのだろう。
西部さんは普遍的道徳みたいなものと各種イデオロギーを組み合わせて論じる事が多かったようだ。
知性的保守と現実的リベラルの弁証法的な対話。聞いているこちらも頭がよくなりそう。Xでの左右のクソの投げ合いと大違いだわ。
コメンテーターの勇気は評価できるが質問が…動画はありがたいです
(「知識人」か…)
子を産む機械の話。米国流のフェミニズムが最先端と思っている輩はたくさん居るが、我が国には八百年ほど前すでに道元という偉大な思想家が男女平等と老若を問わない実力主義を標榜していることをご存知なのだろうか。
宮台真司の愚劣極まる恐ろしさが見え隠れしますね。こういうやつにも議論を仕掛ける西部先生はやはりすごいですね。
宮台ってやたらと人をバカ呼ばわりする点、ひろゆきと同じで何様?って映るのよ。もう少し他者を傷つけない言葉の用意ができればと思う。偏りが大きくて自己変革は難しいかな?もったいないね。
きっっも
三島も西部さんも空観に偏ってる。仮観があってこそ空観・
西部さんは、我那覇真子をどう評価するでしょう?
僕の課題になります。
噛み合ってないw
英語とか独語を組み込んで虚飾に満たしつつ、実は素朴な印象論をさもなにか深い評論しているように話す西部邁に対し、データを示しつつ反論する宮台真司に怒り、朝生を降板した過去があったんじゃなかったかな。西部邁の評論は学生には新しい単語の勉強にいいのかもしれなかったが、勉強したものにとっては実に下らない評論で飯が食えたまれに見る学者にしかみえなかった。
西部先生が英語・独語を組み込み評論したのは、自分の軸に言語(学)を据えて、現代では蔑ろにされている言葉に含まれた思想を、語源等を踏まえて紐解こうとしたからなんじゃないですかね。先生は度々「言葉の空洞化」「言葉の空虚さ」を指摘していましたし。
人によっては、「何かこの爺さん英単語織り交ぜて、西洋かぶれに加えて賢ぶりたいの?」と思うのかもしれませんが、2021年現在ここまで劣化した言葉でもって、道を誤り続ける私たちにとっては示唆に富むものだったと思います。
当時、宮台真司が西部邁をプロレス的に煽るために使ってた言葉を、さも自分の言葉のようにコメントしてドヤられても失笑しかない。
@@まさき-r6z 当時西部邁を疎ましく思っていた勢力にとって宮台真司の批判は芯を食ったものだった。その勢力の一人であった私が今回図らずもここで繰り返したような形になったところに何の問題があるんすかね?
今、当時の朝生の動画があるのか知らないけれど、それを探し出して宮台真司の発言と私のコメントを比べたんすかね?暇ですね。
なんか言ってやった気分なんすか?幸せですね。クソみたいな感性を持ち合わせていて。
アリコロリさんに一票!
「あの」「その」やめろ、見苦しい