(6分52秒)静脈留置針穿刺入時のコツB(続編)

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  • Опубликовано: 18 дек 2024
  • 静脈留置針穿刺時のコツB(続編). 臨床研修医, 新人看護師対象:以前静脈留置針穿刺時のコツAとしてアップロードした動画の言葉足らずな部分を今回追加いたします. まず穿刺前の注意としまして①矢状面, 冠状面ともになるべく真っ直ぐな血管を選択します. 手背や足背などでは骨や腱などを横切る血管は, 皮膚の上からは真っ直ぐに見えても矢状面では蛇行していることがよくありますので, この横切る部位での穿刺は避けたほうが無難です. ②穿刺する血管を体位や肢位を変えて地面に対してなるべく平行にします. そうしないと, 思った以上に刺入角度がつきすぎたり, 角度が足りなかったりします. ③穿刺する血管の走行と穿刺者自身の視線が一直線(血管が自分に向かってくるよう)になるようにします. そうしないと刺入方向がぶれやすくなります. 続いて, 穿刺時の注意ですが①皮膚が動かないよう末梢方向に緊張をかけ, 血管の内腔がつぶれない程度に血管も固定します. ②目で見て触ってみて血管の太さと深さや走行を確認し, 血管腔をイメージしながら血管を素早く穿刺します(血管壁を貫いた瞬間に針を寝かせます). この時にゆっくり穿刺しますと逆血を認めても外筒が血管内に入ってないことがあります. その状態で外筒を進めますと, 内針(内筒)まで抜けてしまいます. 外筒が血管腔に入って初めて逆血が認められる穿刺針もできており, それを使用する場合はその心配はありません. ③逆血が認められたら針を寝かせてほんの数mm進め(ここまでの動作は素早く行います). ここでも外筒が血管腔に入って初めて逆血が認められる穿刺針の場合は, それ以上進める必要はありません. 内針を固定してから外筒を進めます. ④血管の深さまで刺入したにも関わらず逆血が認められない場合は, 皮膚ギリギリまで抜いて方向を変えて刺入します. そうしないと最初に作った間違った道に誘導されてしまいます. それでも逆血が認められない場合は抜いてしまって最初からやり直します. その時入れようとしている血管は, その時には一番入れたい血管のはずですので, 潰さないことが大切です. こういった注意点をクリアーして1回で血管確保できるように努力する事が大切です. 医療器具の進歩により手技も変わって来ますが, 基本はいつまで経っても同じですのでしっかりと身につけて下さい.

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