(読書感想)柔らかい個人主義の誕生(その1)

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  • Опубликовано: 6 ноя 2024

Комментарии • 2

  • @koshirosato793
    @koshirosato793 6 месяцев назад

    (なんとなく再生してめちゃ面白かったので…)
    帰属先としての中間的集団の移り変わり、面白いし大事な切り口だなーと思いました。
    「〇〇のために命を捧げる」の〇〇が、(建前上)江戸時代は家や藩や幕府、戦時中は国家、戦後復興時は企業や地域のコミュニティだったりしたが、1980年代からは敢えて自分で作り出さないといけない(個人主義)状況になっている。さらにそれは確固たる方向性を持たない柔らかい個人主義である…そんな風に聞きました。
    2chとかSNSはその様々な柔らかい個人を受け入れる包容力があったからこそ、ここまで自分を含めた多くの人がのめり込んでいるのかもなと。
    そして行政には、インターネットにはできない行政ならではの受け皿としての在り方があるはずですよね〜人心はSNSが把握していても。
    コミュニティだけではなくて、画一的だった効用関数の個別化が進んで、消費(もっと言えば幸福)が多様化し、個別最適化(デザインとか)にお金が集まっている。個人的には、食うのに精一杯だった年配世代が説教くさいことをいうのもなんか納得できてしまいまうなぁという感じです。
    ウェイソイヤ

    • @KN-jb8jv
      @KN-jb8jv 5 месяцев назад

      この動画の中で説明しきれず補足ではございますが…
      この本の最後の解説で、この柔らかい個人主義は「未完のプロジェクト」と例えられています。つまり、消費を軸にした中間的集団がまだ構築途中ということなんですね。解説者は、インターネットの存在を例に挙げて、逆にインターネットによって個別化が進んでるんじゃないか?(個人が中間的集団を介さずに直接社会に対峙している。)と疑問を呈しています。
      確かに2chとかSNSには、誰でも受け入れる包容力はあるけれども、それが筆者の求める中間的集団になり得るかは、まだまだ議論の余地がありそうだな、と思いました…。フィルターバブルとかエコーチェンバーとか言われてますが、似た思想の人たちだけで固まりがちになる例もあるので…。
      あとどうでもいいですか、筆者の別の本で、生まれてからの生涯を語ってる本があるのですが、この人戦争や学生運動で、若い頃当たり前のように暴力が身近にある環境で育っており、年配世代が説教くさくなるのも、育った環境が圧倒的に違うからなのも一因にあるんだろうなと思いやす。
      ウェイソイヤ