違法アマチュア無線の実態「もんすけ調査隊」2020年12月17日放送

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  • Опубликовано: 14 окт 2024
  • 【森田アナウンサー】
    皆さんからの疑問や悩み、暮らしの中のハテナを調査する「HBCもんすけ調査隊」。
    きょうのテーマはこちらです。
    プライベートな情報がマナー違反の「アマチュア無線」で
    拡散されているという投稿が寄せられています。
    実態を調査しました。
    【音声】
    「(運転手か)はい、いらっしゃいませ(客か)北3の西30丁目まで(運転手か)北3西30ですか」
    8月 視聴者からもんすけ調査隊に寄せられた音声データ。
    タクシーの運転手と 乗客のやり取りのように聞こえます。
    私たちの取材でも…
    【音声】
    「(客か)南1西11お願いします(運転手か)南1西11ですね
    (客か)はいそうです」
    行き先を告げる女性。
    その音声が、誰でも聞くことができる「アマチュア無線」で
    「生中継」されていると言うのです。
    【投稿者】
    「先回りしてですね、強盗ですとか/犯罪行為の温床になる可能性が一番心配だなと思っています」
    公共の電波で、マナー違反の無線交信。
    視聴者から、怒りの投稿です。
    【音声】
    「(運転手か)いらっしゃいませ、ドアいいですか(客か)東札幌4条5丁目(運転手か)東札幌4条5丁目!」
    8月、もんすけ調査隊に寄せられた 音声データ。
    札幌に住む「アマチュア無線」の愛好家が録音したものです。
    【投稿者】
    「待っているタクシーが/お客さんが住所ですとか建物の名前を言う/生配信と同じことを無線でやっている」
    このインタビューの最中にも…。
    【投稿者】
    「入ってきましたね、いつものグループですね/はい いらっしゃいませ!(客)第4●●ビル(運)第4●●ビル わかりました」
    受信機に示されているこの数字は、
    「アマチュア無線」専用に国が割り当てている電波の周波数 です。
    「アマチュア無線」は、専用の無線機で、
    国内外の人との交信を楽しむ「趣味」の技術ですが、
    複数のグループが、札幌市内で、
    不適切な使い方をしていると、投稿者は指摘します。
    タクシーの中で交わされる会話を
    何者かがアマチュア無線の周波数にのせて飛ばしているというのです。
    【投稿者】
    「ラジオのような受信機で誰でも受信できますので/先回りして、強盗とか/女性の場合は性犯罪なんかに狙われるのが一番懸念されると思います」
    不適切な交信は、どのくらい飛び交っているのか。
    投稿を受けて調査員は、およそ3か月間、
    市販の受信機で、この周波数を受信しました。
    【音声】
    「(運転手か)ドア閉めます(客か)はいお願いします、南1西11お願いします(運転手か)南1西11ですね。(客か)はい、そうです
    (調査員)乗客の声でしょうか、行き先を告げる声が聞こえます」
    ときには、こんな交信も。
    【音声】
    「(運転手か)はいどうぞ!(客か)んとー、●●ホテル(運転手か)●●?●●ホテル?あ~元の●●ね」
    ホテルや金融機関など、乗客が目的地を告げる声が、
    「アマチュア無線」の2つの周波数でほぼ毎日、日中に送信されていました。
    このような交信は、違法ではないのでしょうか。
    電波法違反を取り締まる 北海道総合通信局に、
    投稿者と、私たちが取材で得た音声データを聞いてもらいました。
    【北海道総合通信局電波監理部監視課 関口浩二課長】
    「使われている周波数についてはアマチュア無線の周波数になります/この周波数はタクシーの業務に使うことはできませんから/仮に運転手の方が営業用に使われているのであれば、違法性が疑われるというように思われます」】
    「アマチュア無線」を、
    営利目的などに使うことは、法律で禁じられていて、
    この交信は、違反が疑われると話します。
    その一方で、私たちが示した音声データだけでは、
    「誰が交信しているのか特定や判別ができない」とした上で
    「アマチュア無線局に『明らかな違反』があれば 行政指導や処分を行う」としています。
    「CQCQCQ…」
    「アマチュア無線」は、災害が起きたときの
    非常通信の手段としての役割を担っています。
    日本赤十字社 には「アマチュア無線」を利用して
    救助の要請や現場の状況を、自治体や地元の日赤に
    中継する、ボランティア団体があります。
    【札幌市無線赤十字奉仕団・吉岡裕之さん】
    「アマチュア無線の機械ですと乾電池でも使えますし/全部が停電した状態でも使うことができます」
    北海道南西沖地震や、東日本大震災では、
    被災地との通信が途絶えたときに「アマチュア無線」が活躍しました。
    しかし無線のマナー違反が続けば、電波の独り占めや混信で、
    非常通信に支障がでるおそれがあります。
    災害が起きたとき、人の命にかかわる無線。
    だからこそ、利用者のモラルが問われています。
    【森田アナウンサー】
    私たちは、取材で得た交信の内容を踏まえて、
    札幌のタクシーの業界団体に「問合せや苦情があるか」
    電話で取材したところ…
    ・北海道ハイヤー協会は、「苦情はあるが、特定できていないのが現状」
    ・札幌個人タクシー協同組合は、「市民や愛好家から苦情があり、ルールを守るよう注意を呼びかけている」
    ・札都個人タクシー協会は、「把握していないし、苦情や通報もない」と話しています。
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    HBCもんすけ調査隊は、SNSで寄せられた疑問を全力取材!
    皆さんが抱えている「なぜ?」「どうして?」をHBCが全力で取材します。
    日々の暮らしで感じた疑問や悩み、困っていることなど、
    皆さんから寄せられた情報をもとに取材を進め、
    少しでも北海道を良くしていけるような調査報道を目指します。
    www.hbc.co.jp/...
    チャンネル登録お願いします。
    / @hbc7142

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