Xiba - ひとかたの feat.MEIKO / like, feat.MEIKO

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«Lyrics»
ひとかたの
Vocal : MEIKO
Lyrics / Music / Arrangement / Mix : Xiba
BPM : 142
Electronica
縫い目を数えるように
縫い目を数えるように
今日もまた、今日もまた、君が生きている
扉が開いて閉じる音
靴下越しの歩いた音
息づく君の ひとつひとつに 嬉しくなる
くぐもった君の呻く音
いつの間に覚えた煙草の
我儘な香りに 染め上げられている
君の顔が少し歪んだ
柄にもなく笑む横顔が
今でもすごく好きだと 言えたならいいのに
ねぇ、
私にできることなんて
まるで折れた傘の様で
傍らにいるだけ それが悔しくて
この脆い腕を広げて
思い切り抱きしめたくて
大切なはずなのに 何もできなくて
きっと、
君を好きになるために 生まれてきたのに。
不器用な夜に響く音
暗闇に騒ぐ布の音
耳を澄ませる ひとつひとつが 煩くなる
確かに鳴る心臓の音
そして満ちてく指の先を
絡ませようとして うまくいかなくなる
君の顔が少し歪んだ
昏い悪夢を見てるのかな
月の光を纏わせ 会いに行きたいのに
ねぇ、
眦に涙浮かべて
譫言を宙に浮かべて
傍らで見ていて もう壊れそうで
そんな顔させてごめんね
でもそれすらも偽物で
つくりものの眼からは 何も流れない
変わっていく君の
すべてを知らないままの
変われない私は
なんて無力なんだろう
私にできることなんて
まるで折れた傘の様で
傍らにいるだけ それが悔しくて、
でも、
小さくて広い世界で
いつも通りに朝が来て
傍らにいたくて たったそれだけで
今まで日々が続くように
いつでも隣にいさせて
これからとこれからの 君をよく見せて
きっと、
私はそのために 生まれてきたんだ。
縫い目を数えるように
縫い目を数えるように
明日もまだ、明日もまだ、君は生きていく