LOVE SONG/MUSIC/Diorissimoディオリッシモ/Electronic Music/J-POP

((Diorissimoディオリッシモ))
すずかけ通りから、学園通りを北へ。
今日は金曜だから花屋で、
かすみそうと赤いバラとトルコ桔梗、
それにデイジーを花束にしてあなたに...
あの頃、僕たちは、気づかずにいた。
まだ始めたばかりのラブストーリー。
17歳の君は5月の木漏れ日、
いつの間にか僕は恋人にされた。
今年の夏は、あの夏よりも暑いけれど、
あんなにアツい夏は、二度とこない。
友達にかくれて渡した手紙。
クラブをサボって出かけた動物園。
海辺で寝転ぶ君の背中。
色あせた写真のなかで笑っている僕たち。
目黒通りに入ったら東京タワーが見えるまで、
懐かしいシティポップをかけるよ！
こんな石の間でしか会えないなんて
神様は本当に意地悪だなぁ
もっと君のことそばにいて
大事にすればよかった
君の好きだった
ディオリッシモの香り
この花束に、スズランを入れ忘れた
タワーの先が白い雲を貫く
九月になれば、あめばかりかなぁ。
友達にかくれて渡した手紙。
クラブをサボって出かけた動物園。
海辺で寝転ぶ君の背中。
色あせた写真のなかで笑っている僕たち。
夕陽を見ながら、肩を抱き寄せた。
あんな恋をすることはもうない。
君のディオリッシモが、
僕を包みこむ。
今でも、あの恋はまるで
甘く白い爽やかな花のよう。
最期の日。
君は、泣きながら追いかけてきた。
どうしようもないことだって。
わかっていて、わかっていて、...。
いつかまためぐり合えたら
いつもそばにいるよ。
ずっと一緒だよ。
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