明石の浮き流し式 海苔養殖 (あまり知られていない海上作業) 育苗 (干出、網洗い作業) Part 29 (2024年11月13日

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 6 фев 2025
  • 「育苗」
    育苗は網につけた胞子を発芽させ、丈夫な養殖の苗を育てるための作業です。
    胞子をつけた海苔網は、網を重ね張りした状態で海苔の芽を育て、珪藻やバクテリアの付着に注意しながら大切に育てます。稲作の苗代とよく似ています。
    自然界では、潮間帯(干潮と満潮の間)の波が打ち寄せる岩などに海苔が生えています。潮の満ち引きによって海苔が海上に出て乾燥したり、海中に沈んだり、また波に洗浄されながら育ちます。
    ノリの養殖においても、この自然の摂理に倣って、海苔網の干出および洗浄を行っています。
    干出によってノリ葉状体の耐乾燥性が高まると共に、ノリ網に混生してくるアオサ・アオノリ等のいわゆる雑藻が除去されることや、ノリ葉状体表面に着生する珪藻等を除去する効果もあり、また、乾燥に弱いカビの一種に感染して起きる「あかぐされ病」の予防効果もあります。ノリを健全に育てるためにノリ網の干出や網洗い作業は極めて重要になっています。
    明石の浮き流し式養殖の場合、浮き上げ筏 (いかだ) を用いてノリ網の干出作業を行い、洗浄は海水ポンプを用いてノリ網に直接、海水を噴射することによって付着物を除去しています。
    干出作業の開始は早朝が多く、継続時間は約2時間、頻度は毎日が一般的?ですが、養殖業者によって作業方法は異なっているようです。

Комментарии •