「奇跡 ~大きな愛のように~」さだまさし(深津絵里)
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- Опубликовано: 8 фев 2025
- 1991年6月25日発売の、グレープ時代から通算して42枚目のシングル。
トヨタニューカローラ(7代目)CMメインテーマ。
この時の、新型カローラのキャッチコピーは『大きな、愛のようなカローラ』だった。
また、1991年7月25日発表のソロ17枚目のオリジナル・アルバムである『家族の肖像』の締め括る最後となる10曲目に収録されている。
作詩・作曲:さだまさし
アルバムのクレジットなどでは、「作詞」ではなく「作詩」と表記されている。
さだの詩へのこだわりは、保有する長崎県長崎市(旧西彼杵郡琴海町)の大村湾内にある「寺島」と呼ばれていた小さな島が、1995年4月1日にさだの意向で詩島(うたじま)と改名されたことにも現れる。島には「飛梅」という曲の舞台ともなった太宰府天満宮から勧請した「詩島天満宮」がある。
愛する者に何ら見返りを求めず惜しみなく注ぎ続ける「愛」を人と人との間に存在する大きな奇跡と捉えて、その素晴らしさを賛美したものとなっている。
繰り返し歌われる「ああ大きな愛になりたい」という歌詩。
ただ愛したいのではない。愛そのものになって、包みで込んであげたい。
たとえ気づかれず感謝されなくても、その人を助け、守ってあげたい、
という意味で「大きな愛になりたい」と歌うのである。
愛する人を守りたい、家族のためなら子供のためなら犠牲になってもいい。
そういう想いを内に秘め、日ごと仕事や雑事に明け暮れる人は確かにいる。
ただ、人間は弱いから、愛する想いを日常的に続けることに疲れてくる。
理解されず報われなければ、気持ちはゆらぐ。
ゆえに、愛の持続は困難で、貫くにはそれなりの覚悟と努力がいるものだ。
今ある私たちは、そんな「奇跡」のような愛に包まれてきたのだと、
この歌を聞くと思えてくる。
さらに誰かと偶然出会えたということは、もしかしたら「奇跡」なのかもしれない。
長い人類の歴史のなかで、たまたま同じ時代に生まれ、同じ日本の土地を踏み、同じ風を受けて、同じものを見ている。
そして、同じものに心をふるわせている。
きっとわたしたちは、生まれてきただけでも「奇跡」。
それなら、出会えたことは、なおさら「奇跡」。
そう考えてもいいのかもしれない。
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