池ロ恵観法主「世界平和祈願アウシュビッツ、イスラエルヤドバシェム慰霊巡礼」

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  • Опубликовано: 7 фев 2025
  • アウシュビッツ慰霊願文(抜粋)
    平成十二年九月
    導師・池口恵観、謹んで申し上げます。
    今日ここに、東洋から宗教を超えて二十数名の仏教僧侶と同志数十名を帯同し、さらに世界平和を祈願する政治家、財界人、文化人など有志の署名を携えまして、六百万人余の無事なるユダヤの民の慰霊に参りました。ユダヤ人という理由で苦難を強いられ、その果てに非業の最期を遂げられた皆様には、心からなる限りない同情と安らかなる深い眠りをお祈りさせて頂きます。
    本日、世界平和の礎となられたユダヤの民の慰霊をする機会を得ましたことを心から感謝し、導師を初め満腔の思いを込めて六百万余の人々の冥福を祈らせて頂きます。
    わたくし達は、皆様の死を決して無駄にはいたしません。誓って二十一世紀には、世界人々が手を携えて平和な地球を実現するよう努力いたします。どうか諸霊におかれましては、心安らかにお眠りいただき、我らの行く末のご加護を賜りますことを願い上げます。
    一九八六年、世界平和を祈願して日本の聖地から採りました聖火は、中華民国、アメリカ、ロシア、そしてフィリピンへと環太平洋諸国の激戦地を巡り、本日、アウシュビッツに参りました。数日後には、皆様の聖地・エルサレムへと赴きます。エルサレムへ行かれる諸霊は、どうぞわたくしの背中に乗って頂いて、共に巡礼して下さるようお願い致します。やがて我らは、中国、韓国へ向かう予定であります。今ここに、つつがなく世界平和の巡礼を終えられますように乞い願う次第であります。
    西暦二〇〇〇年九月吉日
    日本国高野山真言宗傳燈大阿閣梨
    池口恵観敬白
    エルサレム慰霊願文(抜粋)
    平成十二年九月
    導師・池口恵観、謹んで申し上げます。
    本日、ここにユダヤ民族の聖地エルサレムへ無事に到りましたご加護を心から感謝致します。ユダヤの神がアブラハムとその子孫に約束されましたカナンの地は、ユダヤ民族の理由をもってアウシュビッツなどで虐殺され、非業の死を遂げられた諸霊にとっても安住の地として約束された故郷であります。どうぞ皆様の神の御元に於いて安らかにお眠り下さいますことをお祈り致します。
    人々にもたらされます死は、西洋、東洋、いずれの区別なくカナンの地、すなわち天国であり、極楽浄土に赴いて永遠の楽土に暮らすことを約束して下さる。仏陀、キリスト、マホメットら聖人は、その平和と安寧へ導くためにこの世に遣わされた応化身と心得るが故であります。そして今、生命あるものは、この地上を楽土にしなければならないと、世界の平和と安寧を神に祈るのであります。
    この祈りに二つの心がないとすれば、必ずや人類は、武力を交えずして平和が実現するものと信じます。
    ホロコーストにより非業の死を遂げられました六百万余柱のユダヤの民の悲願も、ここにあろうと存じます。
    二十世紀最大の悲劇を悲劇のままで終わらせることなく、次の世代に警鐘を鳴らし、ひいては平和の礎とならんことを乞い願う次第であります。
    西暦二〇〇〇年九月吉日
    日本国高野山真言宗傳燈大阿闇梨
    池口恵観敬白

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