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キサラ木です。 今宵は、戦国の世を騒がせた幻術師「果心居士」のお話しを。 原典は中山三柳の『醍醐随筆』と愚軒の『義残後覚』の２冊となっています。

キサラ木です。少し間が空いてしまいましたが、今宵は左右田秋満編『幽霊一百題』より、幽霊の報復譚を。 原題は「幽霊食物に毒薬を散布す」と言います。 典型的な因果応報譚。果たして幽霊とは、過去の罪業に怯える心が見せた幻だったのかはたまた…… 幽霊よりも、標的である男の所業にこそ怖ろしさを感じてしまうお話しですね。

キサラ木です。 今宵は江戸時代の奇談集『諸国百物語　巻之四』より、逆さ女のお話を… 原題は「端井弥三郎ゆうれいを舟渡しせし事」と言います。 この話に登場する「逆さ女」は、約束を破った人間を殺す妖怪…ではなく、逆さまにして埋められた女の亡霊のことです。 『東海道四谷怪談』の演出をはじめ、日本にはこうした「逆さま姿の幽霊」が登場する物語がいくつもあります。

キサラ木です。今宵は久々の朗読という事で、宮沢賢治の『ざしき童子のはなし』を。 マイクを新調したので、音がちょっぴり良くなったと思います。 岩手に伝わる座敷童子譚４篇を綴った物語――全体的に、賢治らしいあたたかみが籠っている気がします。 ２つ目の話は、萩尾望都の名作『11人いる！』の元ネタになったお話しですね。 ４つ目の話では、武家の令息然とした立派な恰好の座敷童子が登場します。 一般的なイメージとは少し外れている気もしますが…これに似たもので、佐々木喜善の『奥州のザシキワラシの話』には、羽織袴に蛇の目傘を差し、高下駄を履いた侍姿の座敷童子の報告があります。 一口に「座敷童子」といっても、その身なりや姿かたちは様々である事が窺い知れますね。 【写真】Photo AC様(www.photo-ac.com/) 【音楽】DOVA-SYNDROME様(dova-s.jp/) 【鈴の音】Oto...

キサラ木です 今宵は、池田輝方が怪談会で語ったという『夜釣の怪』を 「水辺には霊が集まる」とはよく聞く話ですが…果たして、夜の暗い川面に現れたモノは何か―― 幽霊とも化物ともつかない、正体不明な存在が何とも不気味なお話しですね 【川の音】VSQ様(vsq.co.jp/)

こんばんは、キサラ木です 今宵の怪談は、岡本綺堂の『百物語』。怪談会の最中に突如現れた「怪異」。その正体とは── 展開が二転三転し、意外性のある結末へと辿り着く。なかなかに面白い物語です

こんばんは、キサラ木です 今宵の怪談は、田中貢太郎の『海坊主』。原典では「泉鏡花の語った話」とされています 海坊主と言えば船上で遭遇する怪異というイメージが一般的ですが、この話では… 短いながらも、理不尽な結末にゾッとさせられるお話ですね 【波の音】VSQ様(vsq.co.jp/)

こんばんは、キサラ木です 今回は少々趣向を変え、先立って投稿した小泉八雲『貉』を実話怪談風に再読（再話）してみました なかなか楽しかったので、当面はこのスタイルでやっていこうかなって思ってます 雰囲気作りのために青行燈を灯してみましたが、いかにも妖しい感じが出て気に入ってます

こんばんは、キサラ木です。 今回お届けするのは小泉八雲の『貉』。　 八雲怪談の中でも特に有名な作品ですね。 朱の盤、重箱婆、徳尾の大坊主など、類話も日本中にありますが…柴田宵曲によればそのルーツは中国古典『捜神記』にあるとか。 怪談噺の定番とも言える、『再度の怪』の物語。 お楽しみ頂けたら幸いです。 【写真】Photo AC様(www.photo-ac.com/) 【音楽】DOVA-SYNDROME様(dova-s.jp/) 【鈴の音】OtoLogic様(otologic.jp/)

こんばんは、キサラ木です。 今日６月14日は遠野物語の発刊１１１周年にあたります。 それを記念して、序文の一部と「マヨヒガ」（六三、六四）を読み語ってみました。 今回使用した写真は、俺が何年か前に遠野を旅行した際に撮ってきたものです。 寒風に悴む、一月の寒い日だったように記憶しています。 お楽しみ頂けたら幸いです。 【音楽】DOVA-SYNDROME様(dova-s.jp/) 【鈴の音】OtoLogic様(otologic.jp/)

はじめまして。キサラ木と申します。 今回は、小泉八雲の『和解』(原題・The Reconciliation/訳・田部隆次)を読み語ってみました。 字幕は概ね原文通りですが、読み易いように一部現代風に直した箇所もあります。 上田秋成の『浅茅が宿』(雨月物語)にも似た情趣がありますが、原話を辿ると『今昔物語集』(人妻死後会旧夫語)に行きつくとか。 「怖ろしさ」よりも「切なさ、物哀しさ」が込み上げてくるような怪異譚ですね。 お楽しみ頂けたら幸いです。 【写真】Photo AC様(www.photo-ac.com/) 【音楽】DOVA-SYNDROME様(dova-s.jp/) 【鈴の音】OtoLogic様(otologic.jp/)