十二月の雨の音
作詞・作曲 / 篠崎洋輔
外の空気は凍え始めて
いつしか空も泣きそうな夜に力の抜けた体温だけが浮かんでた
街も景色も何も変わらない
僕の中でだけ終わる音
まだ続きを知りたい胸が痛んだ
確かにあった「これまで」と「これから」をつなぐものが
こうしてこんなにも無慈悲に途切れていく
「さよなら」の一言も言えないような関係が僕らの「今」なんだね
君がいなくても 遠く離れても想って
ここで笑えるように
たとえばこんな冷たい雨のその下でも
優しく響くようなメロディー口ずさんでた
どうせいつかすべては綺麗な思い出に変わっていくなら
どうしてこんなにも無慈悲に途切れていく？
いつまでも二人で他愛もないような話をしては笑い合ってた
そんな日々はもうすぐ終わるけど
ねぇ ずっと忘れないで
遠く 遥か遠くに旅立つ君に僕は何を伝えられるんだろう
多分「ありがとう」でもなくて
「また会いたい」ってそんな風にやっぱり濁してしまうのかな
言えずじまいのまま終わってしまうとしたら
僕らの関係なんてさ ただの「友達」なんだ
情けないよなぁ 君を愛してるんだよ
繰り返す君との日々がただもう、幸せなんだ
そうだったんだ
十二月、僕らの前には雨が降ってた
#弾き語り #アコースティックギター #アコギ