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### 質疑応答内容まとめ (11:00以降) **Q1: 北風サージが赤道を越えるための条件は何ですか？** **A:** 赤道を越えるには、北半球の高気圧と南半球の低圧部のペアが重要。特にオーストラリア西海岸の低圧部が発達することで、赤道越えが可能となる。この南北の気圧差が北風を加速する力を提供する。 --- **Q2: 北風サージの期間はどれくらいですか？** **A:** 大半は4日以内（約80%）で終了するが、稀に最長で11日続く場合がある。期間が短いため、MJOの特定位相に長期的影響を与えることは難しい。 --- **Q3: 北風サージの閾値（5m/s）は適切ですか？** **A:** 現在の基準では、全ての現象を正確に説明するには不十分かもしれない。5m/sの基準は便利だが、根本的な問いに対する答えとしては完全ではなく、赤道越えのメカニズムを再検討する必要がある。 --- **Q4: MJOが東進する際、北風サージはどのように影響しますか？** **A:** 北風サージはMJOの振幅を抑える可能性があるが、常にクリティカルな影響を与えるわけではない。MJOの振幅が減少するケースもあれば、そうでないケースもあるため、一律には言い切れない。 --- **Q5: 南北の気圧差が形成される要因には何がありますか？** **A:** ラニーニャやウォーカー循環の変化が背景要因として挙げられる。また、南半球での低圧部発達は、CENSの発生頻度を高める条件として機能する。

### 要約:「モテサクサイエンスカフェVol.3 赤道超え北風サージとマッデンジュリアン振動の相互作用」 1. **赤道越え北風サージ（CENS）の特徴** 赤道を越える北風は通常稀ですが、ジャワ海などで特定の条件下で発生し、局所的な豪雨を強化します。この現象は冬季に北半球の寒気吹き出しが南半球に影響を及ぼすことで発生します。 2. **マッデンジュリアン振動（MJO）との関係** MJOはインド洋から西太平洋にかけて東進する大規模な対流現象で、熱帯降水の変動に重要な役割を果たします。CENSはMJOの位相と相互作用し、降水パターンを変化させます。 3. **CENSと降水の偏差** CENS発生時、南半球側に降水が偏りやすくなり、MJOの循環構造に影響を与えます。この相互作用により降水量が増減する領域が変化します。 4. **CENSの鉛直構造の重要性** 北風のコアは3km程度の厚さを持ち、温度の不偏差を伴うため、熱帯気候における重要な気象要素です。従来の研究では見過ごされていた換気の深さが明らかになりました。 5. **CENSとMJOの循環のズレ** MJOが東進するにつれて、CENSの位置も相対的にずれます。このズレが局所的な降水量や大気循環の変化に影響を与え、特定の条件下で降水を抑制する場合もあります。

楽天の岸に投げ方似てますね

今年の猛暑は温暖化の影響ではなく、ラニーニャの影響ということ？