久石譲作曲『アシタカ𦻙記』
二胡演奏：澤口恵美子
1997年発表の宮崎駿監督・スタジオジブリ制作の映画「もののけ姫」の挿入曲です。
映画「もののけ姫」〜豊かな自然が広がる古代の日本、若き戦士アシタカは村を襲った鬼神との戦いで呪われてしまい、この呪いを解く手がかりを求めて旅に出る。その旅の中で、アシタカは人間と自然の葛藤の中心地である「タタラ場」にたどり着き、強いリーダーシップを持つエボシ御前や、狼に育てられた少女サン（もののけ姫）と出会う。アシタカはこの地での人間と自然の対立を目の当たりにし、両方の立場を理解しながら和解の道を模索し、その和解から新たな希望が生まれる。
この結末は、現代社会における環境問題への対応や、異なる価値観を持つ人々が共存するための道を示唆しています。「𦻙」の字は旧字体の草冠「艸」の下に「耳」の字をふたつ連ねた構成の字で宮崎駿監督による造字で、草の根的に語り継がれる（物語）という意味を込めた字だそうです。
映画の世界観を思い浮かべながら、二胡で演奏してみました。
伴奏音源 ・参考譜 :
YAMAHA出版　
ジャー・パンファンセレクション
「二胡で奏でるスタジオジブリ」より