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目の前がオレンジ色になり、大きな音がした。爆風で天井が崩れ、真っ暗の中泣き叫ぶ声が聞こえていた。外は一面建物が崩れ、火の手が上がっていた。川の中を歩き横川に逃げ、夕方線路に沿って井口の寮に避難した。翌日、父が迎えに来てくれ家に帰った。街は見渡す限り焼け野原だった。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時、広島師範学校予科の1年生であり、比治山の学校の寮に住んでいた。8月6日の朝、学校の武道場に横になっている時被爆するが、ガラスによる怪我のみであった。原爆ドームそばの自宅にいた両親と弟は遺体すら見つけだすことができなかった。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時16歳。爆心地からおよそ4キロ離れた仁保町の自宅で被爆した。見たことのない色の光を目撃した後、気が付くと天井と壁が崩れ落ち、あらゆるものが散乱していた。幼い弟たちを抱えすぐに家の外に避難し、近くの田んぼから慌てて戻ってきた父と空に立ち昇る巨大な雲を目撃した。 父に言われるまま夢中でカメラのシャッターを切った。このとき撮影した写真は戦後、新聞社へと届けられ、原爆のすさまじさを捉えた数少ない資料として記録されることになった。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時４歳。爆心地からおよそ1.6キロの土手町にある自宅で被爆した。兄と一緒に朝食を食べていて突然の閃光を感じ、気づくと二人ともお膳の上に直立していた。かろうじて倒壊を免れた自宅から抜け出し、母と兄と逃げた。逃げる途中で見たのは一面、瓦礫の山となった街の光景だった。 爆心地近くの学徒動員先で被爆し翌日帰ってきた姉は、その数日後に死亡。棺桶に入れられた姉を自宅のそばで荼毘に付したときの光景を、今も忘れることができない。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時14歳。入市被爆。8月6日の朝、府中町の学徒動員先の工場でアメリカの爆撃機がいつもと違う音で飛んでいるのを目撃した瞬間、目もくらむような閃光に包まれた。父を探して市内に入り、原爆に焼かれた人々の悲惨な姿を目撃した。同じ年頃の生徒が大勢亡くなり、自分だけが生き残ったことを責められているようにも感じた。それらを単なる過去の出来事で終わらせてほしくない。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時14歳。爆心地から約1.5キロの西天満町の学徒動員先の工場で被爆。強烈な閃光と爆風を浴びて吹き飛ばされた。鉄骨の隙間を這い出し、避難する途中で見たのは、身体を焼かれ、苦しみ横たわる多くの人々の姿だった。西から南、南から東、東からまた南へと歩き、夕方やっと元宇品の自宅に帰り着くと、そこは臨時の救護所になっていた。後に、被爆により体中に火傷を負った女性との結婚を家族に反対された。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

誠さんは店で準備していて、半身火傷を負い、きよのさんは、自宅で子供に母乳を与えていて天井の下敷きになった。自宅に戻った誠さんと、子供3人を連れ、府中の小学校へ避難した。教室で生活し、毎日多くの人が死んでいった。薬はなく、誠さんの片手から湧くウジを食用油でえぐり取った。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

八丁堀の福屋百貨店の2階にあった軍需監理局に勤務しており、被爆後、友人と3人で逃げる。中山峠の高射砲基地で一晩を過ごし、次の日江波の自宅に戻る。3人の中で最も怪我がひどかった。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時37才。広島市役所の職員だった。爆心地から2．3キロの御幸橋付近で隣組の人たちを集めて配給物資の打ち合せ中に被爆した。現在、広島平和文化センターの語り部として被爆の体験を伝えている（収録時）。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時20才。爆心地から1.3キロの西白島町で被爆した。被爆当時、広島城の近くにあった安田高等女学校の事務員だった。学校では当日、建物疎開の作業を爆心地近くで行っていた。宿直明けの西谷さんも加わる予定だったが、直前になって他の人と交代し学校にとどまることになった。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

白島の自宅で夫の清さんとともに被爆。「原爆1号」で知られた亡き夫を受け継ぎ、2年前から語り部活動をする（収録当時）。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時3歳。爆心地からおよそ900mの水主町で被爆。爆発の瞬間、畳もろとも高く吹き上げられ空中を泳ぐような感覚だった。一緒に逃げた母と姉、被爆直後に助けてくれた祖父、市内を探し回ってくれた祖母を次々と亡くし、叔父の家に引き取られた。人にわかってもらえない孤独感と体調不良に苦しんだ少年時代、中学校の恩師の言葉に救われた。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時生後9ヶ月。爆心地からおよそ3キロの己斐町で被爆。中学生の頃に被爆者健康手帳を取得するまで自分が被爆者であることを知らなかった。定年後初めて被爆者であることと向き合い核兵器廃絶と被爆者援護の活動を始めた。どうにもならない現状を変えていくには、まず自分が変えていこうと決心することが大切だと語る。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

当時3歳。爆心地からおよそ1.2キロの上柳町で被爆。爆発の瞬間ガラスが右半身に突き刺さり、そのうちのひとつは30年間顔に入ったままだった。多感な少女時代、被爆の傷痕に苦しめられた古家さんだが、国と国との戦争は悲しい結果につながるけれど、個人で付き合うアメリカ人に対する憎しみはないと語る。 (c)（公財）広島平和文化センター　 映像・字幕の無断利用はかたくお断りします。 A-bomb Survivor Video Testimonies (c) Hiroshima Peace Culture Foundation Unauthorized use of this video and subtitles is strictly prohibited.

Hiroshima Atomic Bomb Survivor MARUTA Yukio| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor NAKATANI Wataru| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor OKADA Yasokichi| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor MATSUBARA Miyoko| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor WATANABE Syunichi Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor OKAMOTO Toru| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor HIRAI Yuzuru| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor ITO Yoshiyuki| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor YASUHARA Yoshiharu| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor IZUMI Kanji| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor MORIMOTO Toshio| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor SHIMIZU Kotomi| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor FUJIMORI Chiyoko| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor KAGIMOTO Izumi| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum

Hiroshima Atomic Bomb Survivor SAKATA Takanari| Testimony | Hiroshima Peace Memorial Museum