＃ゆっくり文庫リスペクト　＃松本清張作品
皆様、お待たせしました。松本清張原作小説の動画化第3弾は、『霧の旗』です。
前回の『点と線』から5年後、『砂の器』から半年後が舞台という事件、警視庁管内で発生した事件であるものの、早くも被疑者を確保したはずが…、被疑者の利き腕と被害者の手の向きが違うという矛盾に気付くことに、誰が、事件を起こしたのか、真犯人の目的は何か？
今西栄太郎たちが率いる捜査チームは、事件解決に向けて動き出すが、同じ構造を持つ事件が、あることに気付かなかった。
松本清張が放つ本格リーガルミステリーサスペンス。犯人はいったい誰なのか、あなたもなぞ解きをしてみてくださいね。
今回は第11回です。
第10回のあらすじ
山上武雄と中谷啓介の2人が、左利きの人物だったこと判明、出身大学がどこかを聞き、大阪府吹田市の「関西大学」であることを突き止め、大阪府吹田市と大阪市に向かうことに。しかし、中谷啓介が学部変更をしたことが判明。なぜ学部変更をしたのかが問題となります。
一方、須田純一達は、早朝の上野駅を出る特急「はつかり1号」で青森駅を経由、函館市の函館中央署に向かいます。
そこで、遺体の平山勝と対面、発見時の様子が、秋野和義氏から語られます。
渦中の山上武雄は、三原紀一と今西栄太郎に接触、過去を2人に吐き出しています。
では、彼ではないとなると、可能性として中谷啓介が浮上、「広田風流軒」の融資が、山上派の口止め料の可能性を推理、中谷啓介が3年前の熊本の事件の最有力被疑者になると今西達は考えます。
東京では、田所重喜邸に呼び出された長浜喜一郎警部と笠原太一警部の2人は、山上武司氏と熊本県議の山...