【YO-ENの生き方そのものがバックボーン】
田舎の酒場に生まれ育ち子守唄だった昭和の歌。
幼少期に「水商売の子」という近所の大人達の冷たい対応に胸を傷める。それ故に躾には一層厳しかったスパルタな父も、私が歌うと歌が上手いと良く褒めて親戚の前で歌わせた。
夜になると母は店へ。姉弟で机を並べて父親が勉強を見てくれたが、弟には出来が悪いと癇癪を起こしては酷くゲンコツを落とす父に脅えていた。床下から漏れるホステスの甲高い笑い声に邪魔されながら２つ歳下の弟と肩寄せ眠るも、弟が自分より母の愛情を得たと感じると平等じゃないと母に問い質す事もしばしばある主張のはっきりした子供だった。
世間知らずで早熟な愛の結婚生活は、友も身寄りも居ない地での夫親との同居で一人娘の出産後はアルバイトと子育てに明け暮れる日々。そして離婚。何かを身につけるにはもう遅すぎたが、歌を生き甲斐にし、スポットライトの向こうに幸せを求めて今に至る。


『YO-EN』
父親が買ってくるジュークボックスから流れるレコードと、青春期に良く聞いたユーミン、他には色々と。カーステレオが私の音楽の時間。私の場合、自分が触れた音楽も映画もアートも読書も、他者に感動を上手く口頭で伝えるのが苦手。知識はどうにもすぐに忘れてしまうので、恥ずかしながら音楽論議はできません。頭のどこかにある無数の感動で得たものが自由に取り出せ形にできれば良いと思います。


『管理人ハリー』
YO-ENチャンネルを立ち上た当初の、カバー曲の選定、録音、録画をしておりました。（現在はYO-ENと共同管理）
小学生の頃から深夜放送にハマり、FMエアチェックとLP収集に青春を費やして、７０年代半ばからは中央線文化の洗礼を浴び、好きを仕事にレコーディング・スタジオ勤務、楽器/音響機材販売、アーティスト事務所勤務、バブル期はイベントホールの管理人等、音楽業界の片隅に関わりましたが、ひょんなことから大阪でSOFT MACHINEというバーを２１年間経営。楽しくやっておりましたが閉店し、イベント業界に潜り込み今日に至ります。これからも応援よろしくお願いいたします。