0:00 day1 裏積み工予定場所上部の支障木を下方伐倒
1:40 day2 裏積み4ｍと2.5mを3段、4.5ｍを1段　天候不良のため作業終了
「裏積工（うらづみこう）」の作成時のポイント
裏積工とは、山側の法面に設置する木組みのことです。山側の法面が高くなる場所では不安定になるため、裏積工を設置することで一時的に安定させ、緑化を促すことができます。裏積工の設置は丸太と土を積み重ねる作業であり、注意点がいくつかあります。
まず、準備した丸太の配置場所ですが、上の丸太を下に移動させるのが一番簡単ですので、坂道の場合は上り側にまとめて置くと良いでしょう。ただし、バックホーが作業するスペースを確保するために、丸太を適切な距離離す必要があります。
次に、もとの路肩の位置を見失わないためには、路肩に路面処理工を設置しておくことが重要です。これにより、裏積工の土台丸太の位置を逆算することができます。また、土を処理してもとの路面に戻す際も、路面処理工を基準にすることで作業が容易になります。
バックホーが作業する際の向きについては、下り向きで操作することが基本です。土をバケットですくうためには下り向きのほうがやりやすく、排土板が前にあると土を効率的に集積できます。
最後に、木組みの間に密に土を押し込んで締め固める方法についてです。土をバケットですくい、法面を形成し、それを横から転圧することで頑丈な裏積工を作成します。横から転圧する際には幅員が狭い場合には難しいかもしれませんが、後方小旋回タイプのバックホーを使用することで対応できます。
裏積工の設置は他の木組みに比べてクセがあり、難しい作業ですが、上...