法話：名倉 幹、真宗大谷派（東本願寺）僧侶 北米開教使
New York Yonkers草庵よりZOOMオンラインにて 2024年12月22日（日本時間)
この12月13日は蜂屋賢喜代先生のご命日で、丁度60年目に当たりましたので、先生のご恩徳を偲びてお話申し上げました。
蜂屋師一周忌記念出版「樂法」のなかの「聖人の恩徳を偲びて」にこうあります。
「本来、この世に生まれて来ました意味は、・・・・一番大事なことは自分が信心決定の身の上になって、死んでゆく向こうも明るい、現在の生活も光明の日暮しをさしてもらうということになるために、法義を知らして頂いたのでありますから、自分が一番幸福な、真実の幸福ということを得させてもらうために、この世に生まれて来たのでありますから、・・・・人生の真っ只中において、我こそは天下一の幸せ者であると幸福が喜べ、また死んでゆく未来を考えてもまことに幸せであると、こういうものにならしていただかねばならんということを、一つ心にちゃんと決めておかねばならんと思うのであります。」
教行信証　総序：
竊（ひそ）かに以（おもん）みれば、難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり。
親鸞聖人の次の和讃を味わいました。
金剛堅固の信心の さだまるときをまちえてぞ 弥陀の心光摂護して ながく生死をへだてける
蜂屋師曰く、
「何もくよくよすることはないぞ。弱い汝は我を念じつつ、進め進めー」とのお言葉が、南無阿弥陀仏であります。
次回のオンライン法話は、１月５日（日）朝9時から（日本時間）、修正会として勤めて参ります。
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